題: 「一番重要な戒め」
聖書の箇所 「マタイの福音書22章36~40節」(新約P.47)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
36 「先生、律法の中でどの戒めが一番重要ですか。」
37 イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』
38 これが、重要な第一の戒めです。
39 『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』という第二の戒めも、それと同じように重要です。
40 この二つの戒めに律法と預言者の全体がかかっているのです。」
1,戒めは神様の愛のことば
36 節「先生、律法の中でどの戒めが一番重要ですか。」
聖書の戒めは、神様が私たちを愛し、いのちを与えるために語られたことばです。特に、弱い者が守られ、救われることを目的として語られています。決して違反者を罰することを目的とした、厳しい命令ではありません。神様が愛であるように、神様の戒めの中心も愛です。
2,神様と愛の関係を築く
37~38 節「イエスは彼に言われた。『「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」これが、重要な第一の戒めです。』」
聖書のことばが神様の愛によって語られたのであるなら、私たちも愛の心をもって受け取るべきです。私たちが心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして神様を愛し、神様を知ることを求めるならば、神様がどれほどの思いを尽くし、力を尽くして私たちを愛してくださっているかを知ることができます。
3,隣人を愛しなさい
39~40 節「『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』という第二の戒めも、それと同じように重要です。この二つの戒めに律法と預言者の全体がかかっているのです。」
神様の自分自身に対する愛を知るなら、すべての人が神様に愛されている、価値ある存在であることを知ることができます。それは何ができるか、何をもっているかという、この世の値踏みするように決められる価値観ではなく、存在そのものが尊いという、神様による価値観です。神様の愛を隣人に現すことのできる人こそ、栄光に満ちた尊い人です。