「題」 「あなたにとって命とは何か」
聖書の箇所 「創世記3章8~10節」
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
3:8 彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。
3:9 主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。
3:10 彼は答えた、「園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです」。
1、あなたにとって何が確かなものか
8節「彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した」。
神様の恵みは当てにならないとそっぽを向き、人間の能力こそ確かなものとして歩む人がたくさんいます。本当にそうでしょうか。新型コロナウイルス感染症に対して、あるいは大規模災害を前にすると、人間は無力であり、その能力は当てにならないと強く感じます。
2、あなたはどこにいるのか
9節「主なる神は人に呼びかけて言われた、『あなたはどこにいるのか』」。
神様を必要としない人々に、神様は呼びかけられます。「あなたはどこにいるのか」。
神様が与えてくださる命に見向きもしない人々に、そこには本当の命はないと神様は伝えます。そして本当の命に気づかせるため、試練の中にあって確かな命をもたらす十字架の愛を示されます。
3、裸であることを認める
10 節「彼は答えた、『園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです』」。
神様の呼びかけに対する人の答えは「どうしてそこにいるのか」を答えたのであり、どこにいるのかの答えではありません。多くの人が自分はどこにいるのか気がついていません。神様から離れてしまったことが罪で、命を失った原因です。神様に立ち帰ることが命の道です。