H30.9.16主日礼拝

「題」 「失われた者の救い
聖書の箇所 「ルカによる福音書19章1~10節
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
19:1 さて、イエスはエリコにはいって、その町をお通りになった。
19:2 ところが、そこにザアカイという名の人がいた。この人は取税人のかしらで、金持であった。
19:3 彼は、イエスがどんな人か見たいと思っていたが、背が低かったので、群衆にさえぎられて見ることができなかった。
19:4 それでイエスを見るために、前の方に走って行って、いちじく桑の木に登った。そこを通られるところだったからである。
19:5 イエスは、その場所にこられたとき、上を見あげて言われた、「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしているから」。
19:6 そこでザアカイは急いでおりてきて、よろこんでイエスを迎え入れた。
19:7 人々はみな、これを見てつぶやき、「彼は罪人の家にはいって客となった」と言った。
19:8 ザアカイは立って主に言った、「主よ、わたしは誓って自分の財産の半分を貧民に施します。また、もしだれかから不正な取立てをしていましたら、それを四倍にして返します」。
19:9 イエスは彼に言われた、「きょう、救がこの家にきた。この人もアブラハムの子なのだから。
19:10 人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。

1、ザアカイの心
 3節「彼は、イエスがどんな人かみたいと思っていたが、背が低かったので、群衆にさえぎられて見ることができなかった」。
取税人はユダヤでは罪人と見なされ、軽蔑されていました。しかし、イエス様は取税人を拒まず受け入れました。おそらくザアカイは他の取税人仲間からイエス様のことを聞き、求める心が起こされたのでしょう。しかし同時に、後ろめたさを感じていたのかもしれません。

2、イエス様の迫り
 5節「イエスは、その場所にこられたとき、上を見あげて言われた、『ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしているから』」。
突然、イエス様はザアカイに声をかけられます。それも初対面なのに、「あなたの家に泊まることにしているから」と親しい人に言うように、呼びかけられます。ザアカイは、いきなりイエス様を受け入れるかどうかを問われました。

3、失われた者の救い
 9~10節「きょう、救がこの家にきた。この人もアブラハムの子なのだから。人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。
ザアカイは喜んでイエス様を迎え入れました。ただ家に招いただけではありません。財産を完全に放棄するほどに、ザアカイの心は解放され、イエス様を主として心に迎え入れたのです。
ザアカイは金持ちでしたが、実は失われた者でした。しかしどんなことでも満たされない、失われた心をイエス様は救い、満たされます。

 

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