H25.10.20主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「命がけの決断」
聖書の箇所  「エステル 4・1~17」 
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
4:1 モルデカイはすべてこのなされたことを知ったとき、その衣を裂き、荒布をまとい、灰をかぶり、町の中へ行って大声をあげ、激しく叫んで、
4:2 王の門の入口まで行った。荒布をまとっては王の門の内にはいることができないからである。
4:3 すべて王の命令と詔をうけ取った各州ではユダヤ人のうちに大いなる悲しみがあり、断食、嘆き、叫びが起り、また荒布をまとい、灰の上に座する者が多かった。
4:4 エステルの侍女たちおよび侍従たちがきて、この事を告げたので、王妃は非常に悲しみ、モルデカイに着物を贈り、それを着せて、荒布を脱がせようとしたが受けなかった。
4:5 そこでエステルは王の侍従のひとりで、王が自分にはべらせたハタクを召し、モルデカイのもとへ行って、それは何事であるか、何ゆえであるかを尋ねて来るようにと命じた。
4:6 ハタクは出て、王の門の前にある町の広場にいるモルデカイのもとへ行くと、
4:7 モルデカイは自分の身に起ったすべての事を彼に告げ、かつハマンがユダヤ人を滅ぼすことのために王の金庫に量り入れると約束した銀の正確な額を告げた。
4:8 また彼らを滅ぼさせるために、スサで発布された詔書の写しを彼にわたし、それをエステルに見せ、かつ説きあかし、彼女が王のもとへ行ってその民のために王のあわれみを請い、王の前に願い求めるように彼女に言い伝えよと言った。
4:9 ハタクが帰ってきてモルデカイの言葉をエステルに告げたので、
4:10 エステルはハタクに命じ、モルデカイに言葉を伝えさせて言った、
4:11 「王の侍臣および王の諸州の民は皆、男でも女でも、すべて召されないのに内庭にはいって王のもとへ行く者は、必ず殺されなければならないという一つの法律のあることを知っています。ただし王がその者に金の笏を伸べれば生きることができるのです。しかしわたしはこの三十日の間、王のもとへ行くべき召をこうむらないのです」。
4:12 エステルの言葉をモルデカイに告げたので、
4:13 モルデカイは命じてエステルに答えさせて言った、「あなたは王宮にいるゆえ、すべてのユダヤ人と異なり、難を免れるだろうと思ってはならない。
4:14 あなたがもし、このような時に黙っているならば、ほかの所から、助けと救がユダヤ人のために起るでしょう。しかし、あなたとあなたの父の家とは滅びるでしょう。あなたがこの国に迎えられたのは、このような時のためでなかったとだれが知りましょう」。
4:15 そこでエステルは命じてモルデカイに答えさせた、
4:16 「あなたは行ってスサにいるすべてのユダヤ人を集め、わたしのために断食してください。三日のあいだ夜も昼も食い飲みしてはなりません。わたしとわたしの侍女たちも同様に断食しましょう。そしてわたしは法律にそむくことですが王のもとへ行きます。わたしがもし死なねばならないのなら、死にます」。
4:17 モルデカイは行って、エステルがすべて自分に命じたとおりに行った。

エステル記は、ペルシャ王アハシュエロスの時代に、首都スサの王宮において王妃エステルが活躍した物語です。

1、王妃に選ばれたエステルの使命
 王宮では王妃は政治の外に置かれ、国政に参加することは許されていません。しかし、モルデカイは、ハマンによって計画された民族絶望の危機が迫っていることを告げます。そして、このような時こそエステルが王妃の立場にあって命を賭けた働きをすべきで、自分だけ安全であって安穏としていてはならないことを語りました。「あなたがこの国に迎えられたのは、このような時のためでなかったとだれが知りましょう。」神は、この時のため、すなわち民族絶滅の危機からご自分の民を救うためにエステルを選び備えておられたのです。神の選びや祝福には必ず神の大いなるご計画と使命が秘められています。その神の務めのためにこそ、彼女は思いがけない栄誉を受けたのです。私たちに与えられている立場や栄誉や賜物は、私たちが自己目的な人生を送るため、自己実現や満足のために与えられたのではありません。神が委ねておられる使命を自覚し、機会を生かして神と人に奉仕するためなのです。

2、エステルの決断
 エステルは三日間の断食をユダヤ人たちに依頼し、神が王の心を動かしてくださるように祈りを求め、「わたしがもし、死ななければならないのなら、死にます。」と、自分の命を神に委ね、王に訴える決断をしました。

3、ユダヤ人の救い
 王はエステルの頭に笏を伸ばしエステルを迎え入れました。エステルは、ユダヤ人に臨む絶滅からの救いを王に嘆願したのです。王は、エステルの命を賭けた願いを聞き入れました。その結果、ハマンの計略はとん挫しハマン自身が立てた計略によって失脚し、自分の命をも失うことになるのです。王は、新しい勅令を出して国中のユダヤ人に恩恵を施し、その命と財産を守るよう命じました。神は神を知らない人々、異教者社会にあって生きて働かれ摂理をもって神のご計画を進めておられます。

わたしが もし死ななければならないのなら、死にます。 エステル 4:16
プログラム 時間 音声
前奏 0:38
賛美:天地(あめつち)こぞりて

0:46

交読35: 詩篇110篇 1:00
主の祈り 0:57
賛美40: ガリラヤの風かおる丘で 2:21
聖書 エステル 4:1~17 4:22
賛美428: キリストには代えられません 3:23
説教:命がけの決断

10:03

10:01

10:12

10:04

10:03

11:12






賛美384: 主よ御手もて 3:15
頌栄63: 父御子御霊の 1:26

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.