題: 「生ける神に立ち返る」
聖書の箇所 「 使徒の働き14章8~18節 」(新約P.263)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
8 さてリステラで、足の不自由な人が座っていた。彼は生まれつき足が動かず、これまで一度も歩いたことがなかった。
9 彼はパウロの話すことに耳を傾けていた。パウロは彼をじっと見つめ、癒やされるにふさわしい信仰があるのを見て、
10 大声で「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」と言った。すると彼は飛び上がり、歩き出した。
11 群衆はパウロが行ったことを見て、声を張り上げ、リカオニア語で「神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになった」と言った。
12 そして、バルナバをゼウスと呼び、パウロがおもに話す人だったことから、パウロをヘルメスと呼んだ。
13 すると、町の入り口にあるゼウス神殿の祭司が、雄牛数頭と花輪を門のところに持って来て、群衆と一緒にいけにえを献げようとした。
14 これを聞いた使徒たち、バルナバとパウロは、衣を裂いて群衆の中に飛び込んで行き、叫んだ。
15 「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。
16 神は、過ぎ去った時代には、あらゆる国の人々がそれぞれ自分の道を歩むままにしておられました。
17 それでも、ご自分を証ししないでおられたのではありません。あなたがたに天からの雨と実りの季節を与え、食物と喜びであなたがたの心を満たすなど、恵みを施しておられたのです。」
18 こう言って二人は、群衆が自分たちにいけにえを献げるのを、かろうじてやめさせた。
1,癒やされるにふさわしい信仰
9~10節「彼はパウロの話すことに耳を傾けていた。パウロは彼をじっと見つめ、癒やされるにふさわしい信仰があるのを見て。大声で『自分の足で、まっすぐに立ちなさい』と言った。すると彼は飛び上がり、歩き出した。」
ふさわしい信仰とは、イエス様には無力な者を救う力があると信じる信仰です。生まれつき足が動かない人は、無力さを自覚していました。そのため恵みの福音に耳を傾け、信じて受け入れました。
2,人を神々とする空しさ
11~12節「群衆はパウロが行ったことを見て、声を張り上げ、リカオニア語で『神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになった』と言った。そして、バルナバをゼウスと呼び、パウロがおもに話す人だったことから、パウロをヘルメスと呼んだ。」
群衆はパウロの行いを見ました。しかしその背後にある神様の働きを見ることができませんでした。パウロは、神様の働きを見ることができず、人を神々として崇める姿を「空しいこと」と伝えます。
3,生ける神に立ち返る
15節「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。」
パウロは自分自身を指して「空しいこと」と言います。私たちは神様の恵みによって満たされていて、自分自身のものは何一つないからです。神様に立ち返り、神様がすべてとなるさいわいな者となりましょう。






