題: 「目からうろこが落ちる」
聖書の箇所 「使徒の働き9章13~19節前半」(新約P.251)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
13 しかし、アナニアは答えた。「主よ。私は多くの人たちから、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。
14 彼はここでも、あなたの名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから与えられています。」
15 しかし、主はアナニアに言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子らの前に運ぶ、わたしの選びの器です。
16 彼がわたしの名のためにどんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示します。」
17 そこでアナニアは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウロ。あなたが来る途中であなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」
18 するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。そこで、彼は立ち上がってバプテスマを受け、
19 食事をして元気になった。
1,神様の選び
15~16 節「しかし、主はアナニアに言われた。『行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子らの前に運ぶ、わたしの選びの器です。』」
神様はサウロを器として選ばれました。御子を十字架にかけた人々を愛される神様は、ご自分を迫害する人物をも愛されます。サウロが選ばれたことで、神様に愛されない人はいないことが証しされるのです。
2,教会の祈り
17 節「そこでアナニアは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いて言った。『兄弟サウロ。あなたが来る途中であなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」
人が教会に導かれて救われるためには、誰かがその人のところに遣わされ、神様の愛を伝える必要があります。アナニアは神様がどのような人をも愛されることを信じます。そしてサウロのもとを訪ねて、聖霊に満たされるように愛をもって祈ります。
3,目からうろこが落ちる
18~19 節「するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。そこで、彼は立ち上がってバプテスマを受け、食事をして元気になった。」
神様の愛に触れることで、サウロの目を曇らせていたものがなくなり、見えるようになります。そして教会を迫害していた罪が赦されたことを確信して、すぐにバプテスマを受け、イエス様が神の子であることを宣べ伝え始めます。神様の愛が、迫害者を愛の使徒に変えたのです。