題： 「同じ神の家族」
聖書の箇所 「エペソ人への手紙２章１９～２２節」（新約Ｐ.３８６）
※聖書：新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
19 こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。
20 使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられていて、キリスト・イエスご自身がその要の石です。
21 このキリストにあって、建物の全体が組み合わされて成長し、主にある聖なる宮となります。
22 あなたがたも、このキリストにあって、ともに築き上げられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。

１，同じ神の家族
19 節「こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。」
「こういうわけで」とは、キリストの十字架のことを指しています。キリストの十字架は、すべての人を罪から救い、神の子とします。神の子とされたからには、血筋や国籍に関係なく、すべての人が同じ神の家族とされます。キリストの十字架は、世界を平和に導く力があります。

２，キリストが要の石
20 節「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられていて、キリスト・イエスご自身がその要の石です。」
キリストの十字架によって平和がもたらされることは、旧約の時代の預言者たちや、新約の時代の使徒たちによって語り続けられました。彼らが伝えた福音が土台となり、教会が、神の家族が建てられてきました。間違ってはいけないのは、福音の要、教会の要は人の働きではなく、キリストご自身です。キリストの愛がなければ教会はバラバラになります。

３，神の御住まいとなる
21～22節「このキリストにあって、建物の全体が組み合わされて成長し、主にある聖なる宮となります。あなたがたも、このキリストにあって、ともに築き上げられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。」
「聖なる宮」は教会を指しています。ただし建物としての教会ではなく、信じる者たちの集いを指しています。キリストは愛によって信じる者同士を結び合わされ、教会を神の御住まいとして築き上げられます。教会全体によってキリストの愛が伝えられるなら、大きな働きが実現されます。