題: 「天の大きな喜び」
聖書の箇所 「ルカの福音書書15章1~7節」(新約P.148)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 さて、取税人たちや罪人たちがみな、話を聞こうとしてイエスの近くにやって来た。
2 すると、パリサイ人たち、律法学者たちが、「この人は罪人たちを受け入れて、一緒に食事をしている」と文句を言った。
3 そこでイエスは、彼らにこのようなたとえを話された。
4 「あなたがたのうちのだれかが羊を百匹持っていて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。
5 見つけたら、喜んで羊を肩に担ぎ、
6 家に戻って、友だちや近所の人たちを呼び集め、『一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うでしょう。
7 あなたがたに言います。それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人のためよりも、大きな喜びが天にあるのです。
1,罪人たちを受け入れる
1~2節「取税人たちや罪人たちがみな、話を聞こうとしてイエスの近くにやって来た。すると、パリサイ人たち、律法学者たちが、『この人は罪人たちを受け入れて、一緒に食事をしている』と文句を言った。」
パリサイ人、律法学者たちは、悪しき者を受け入れるべきではないと、イエス様が罪人たちを受け入れていることに文句を言います。彼らは、人は皆、神様の御前には罪人であり、完全に正しい人などいないということを認めることができなかったのです。
2,いなくなった一匹を見つけるまで捜す
4節「あなたがたのうちのだれかが羊を百匹持っていて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。」
イエス様はなぜ罪人を受け入れるのかということを伝えるため、たとえ話をされました。羊飼いが九十九匹を残して、いなくなった一匹を捜し歩くことは、理解が難しいかもしれません。しかし愛は、しばしば理解を超えた「そうせずにはいられない」行動をするものです。
3,大きな喜びが天にある
7節「あなたがたに言います。それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人のためよりも、大きな喜びが天にあるのです。」
神様の愛は、リスクをいとわない、損得を越えた愛です。親が子のためにどんな犠牲をもいとわず、できる限りのことをするのと似ています。神様は人が正しくあること以上に、神様とともにあることを喜ばれます。失われた人が神様のもとに帰ってくることを喜ばれます。