題: 「神様の御告げを聞く」
聖書の箇所 「サムエル記第一3章1~9節」(旧約P.483)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 さて、少年サムエルはエリのもとで主に仕えていた。そのころ、主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった。
2 その日、エリは自分のところで寝ていた。彼の目はかすんできて、見えなくなっていた。
3 神のともしびが消される前であり、サムエルは、神の箱が置かれている主の神殿で寝ていた。
4 主はサムエルを呼ばれた。彼は、「はい、ここにおります」と言って、
5 エリのところに走って行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは「呼んでいない。帰って、寝なさい」と言った。それでサムエルは戻って寝た。
6 主はもう一度、サムエルを呼ばれた。サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは「呼んでいない。わが子よ。帰って、寝なさい」と言った。
7 サムエルは、まだ主を知らなかった。まだ主のことばは彼に示されていなかった。
8 主は三度目にサムエルを呼ばれた。彼は起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは、主が少年を呼んでおられるということを悟った。
9 それで、エリはサムエルに言った。「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、『主よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい。」サムエルは行って、自分のところで寝た。
1,神様がサムエルを呼ばれた
4~5節「主はサムエルを呼ばれた。彼は『はい、ここにおります』と言って、エリのところに走って行き、『はい、ここにおります。お呼びになりましたので』と言った。エリは『呼んでいない。帰って、寝なさい』と言った。それでサムエルは戻って寝た。」
この時代は神様の御告げを聞くことのできる人はいませんでした。そのような中、神様はまだ十代前半であったと思われる、少年サムエルを選ばれ、その名を呼ばれます。
2,神様は何度も呼ばれる
8節「主は三度目にサムエルを呼ばれた。彼は起きて、エリのところに行き、『はい、ここにおります。お呼びになりましたので』と言った。エリは、主が少年を呼んでおられることを悟った。」
サムエルは名を呼ばれたのが神様だとは思いませんでした。それでエリが呼んだと思い、エリのところに行きます。サムエルは神様の語りかけがわからなかったのです。それでも神様はサムエルの名を呼び続けられます。神様はご自分が選ばれた人を見限ることをなさいません。
3,神様は信じて聞く人に語られる
9節「それで、エリはサムエルに言った。『行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、「主よ、お話ください。しもべは聞いております」と言いなさい。』サムエルは行って、自分のところで寝た。」
三度目に、神様がサムエルを呼ばれていることにエリが気づきます。そして「『主よ、お話ください。しもべは聞いております』と言いなさい」と助言します。神様は信じて聞く人に語ってくださいます。神様は私たちを愛し、親しく名を呼んで語ってくださいます。