題: 「とりなし祈る教会」
聖書の箇所 「ルカの福音書22章31~34節」(新約P.166)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
31 シモン、シモン。見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。
32 しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」
33 シモンはイエスに言った。「主よ。あなたとご一緒なら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」
34 しかし、イエスは言われた。「ペテロ、あなたに言っておきます。今日、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」
1,ふるいにかけられる
31節「シモン、シモン。見なさい。サタンがあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って、聞き届けられました。」
サタンにふるいにかけられるような出来事を、神様は私たちが欠けのある、弱い存在であることを自覚するために用いられます。それは、私
たちが弱さのゆえにお互いに助け合い、祈り合う教会となるためです。イエス様の弟子たちも、誰が一番偉いのかと互いに議論する関係から、
試練を通して互いに愛し合い、祈り合う存在に変えられました。
2,イエス様が祈ってくださる
32節「しかし、わたしはあなたのために、あなたの信仰がなくならないように祈りました。」
サタンにふるいにかけられたとしても、その下には神様の永遠の御腕があります。私たちにはサタンの試練に打ち勝つ力はありません。しか
しイエス様がとりなし祈ってくださつています。どんな失望からも救い出し、信仰がなくならないように守り導いてくださいます。それは、イ
エス様に救われた者こそが、救いを伝えることができるからです。
3,兄弟たちを力づける
32節「ですから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」
ペテロはイエス様を三度知らないという大失態を犯します。そこからイエス様の祈りの力によって立ち直ります。そして救いの恵みにより、失望の中にある人々を力づける存在となります。イエス様の祈りによって救われたお互いであることを覚え、お互いのため、地域のためにとりなし祈る教会とならせていただきましょう。