R6.7.7 礼拝・聖餐式

題: 「困難に取り囲まれるとき」
聖書の箇所 「歴代誌第二32章9~22節」(旧約P.805)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
9 この後、アッシリアの王センナケリブは、その家来たちをエルサレムに遣わした。彼自身は全軍を率いてラキシュを攻めていた。家来たちは、ユダの王ヒゼキヤとエルサレムにいたすべてのユダの人々に告げた。
10 「アッシリアの王センナケリブがこう言っておられる。おまえたちは何に拠り頼んで、エルサレムの包囲の中にとどまるのか。
11 ヒゼキヤは、『私たちの神、主は、アッシリアの王の手から私たちを救い出してくださる』と言って、おまえたちをそそのかし、飢えと渇きで、おまえたちを死なせようとしているではないか。
12 ヒゼキヤとは、その高き所と祭壇を取り除いて、ユダとエルサレムに『あなたがたは、ただ一つの祭壇の前で拝み、その上で香をたかなくてはならない』と言った者ではないか。
13 おまえたちは、私と私の先祖たちがすべての国々の民にしてきたことを知らないのか。諸国の神々が彼らの国を私の手から救い出すことができたか。
14 私の先祖たちが滅ぼしたこれらの国々の神々のうち、だれがその民を私の手から救い出すことができたか。おまえたちの神がおまえたちを私の手から救い出すことができるとでもいうのか。
15 今、おまえたちは、ヒゼキヤにごまかされるな。このようにそそのかされてはならない。彼を信じるな。どのような国、どのような王国のどのような神も、その民を私の手や私の先祖たちの手から救い出すことはできないからだ。まして、おまえたちの神は、おまえたちを私の手から救い出すことはできない。」
16 彼の家来たちは、なおも、神である主とそのしもべヒゼキヤに悪口を浴びせた。
17 センナケリブは手紙を書いて、イスラエルの神、主を侮辱し、主に逆らって言った。「自分の民を私の手から救い出せなかった国々の神々と同じように、ヒゼキヤの神も、その民を私の手から救い出すことはできない。」
18 彼らは、城壁の上にいたエルサレムの民にユダのことばで大声で呼びかけ、民を恐れさせ、おじけさせて、この町を取ろうとした。
19 彼らは、人の手のわざである、地上の民の神々について語るのと同じように、エルサレムの神について語ったのである。
20 ヒゼキヤ王と、アモツの子、預言者イザヤは、このことについて祈り、天に叫び求めた。
21 主は御使いを遣わして、アッシリアの王の陣営にいたすべての勇士、指揮官、隊長を全滅させた。アッシリアの王は恥じて国へ帰り、自分の神の宮に入った。そのとき、自分の身から生まれ出た者たちが、そこで彼を剣にかけて倒した。
22 こうして主は、ヒゼキヤとエルサレムの住民を、アッシリアの王センナケリブの手、および、すべての者の手から救って、四方から彼らを守られた。

1,人の手から救い出される神様
17節「センナケリブは手紙を書いて、イスラエルの神、主を侮辱し、主に逆らって言った。『自分の民を私の手から救い出せなかった国々の神々と同じように、ヒゼキヤの神も、その民を私の手から救い出すことはできない。』
19節「彼らは、人の手のわざである、地上の民の神々について語るのと同じように、エルサレムの神について語ったのである。」当時最も大きな力をもつ国、アッシリアが、大軍を率いてユダの国を包囲します。しかし人の手の力は神様に遠く及びません。神様はこの世のあらゆる力から、死の力からも私たちを救い出してくださいます。

2,天に叫び求める
20節「ヒゼキヤ王と、アモツの子、預言者イザヤは、このことについて祈り、天に叫び求めた。」
「天」は人の住む世界とは異なる、神様の住まいです。「天に叫び求める」とは、この世の力や人を頼らず、ただ神様だけを頼り求めることです。私たちの信仰は、何を確かなものとして頼っているでしょうか。

3,神様は四方から守られる
22節「こうして主は、ヒゼキヤとエルサレムの住民を、アッシリアの王センカケリブの手、および、すべての者の手から救って、四方から彼らを守られた。」
神様は一夜にしてアッシリアの大群を全滅させ、アッシリアの王は再びユダを攻め入ることはありませんでした。四方を困難に取り囲まれることがあっても、神様を頼りとする者の救いを妨げることはできません。神様は救いの道を必ず切り開いてくださいます。

 

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