R4.10.2 礼拝式

「題」 「キリストの名によって歩く」
聖書の箇所 「使徒の働き3章1~10節」(新約P.236)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 ペテロとヨハネは、午後三時の祈りの時間に宮に上って行った。
2 すると、生まれつき足の不自由な人が運ばれて来た。この人は、宮に入る人たちから施しを求めるために、毎日「美しの門」と呼ばれる宮の門に置いてもらっていた。
3 彼は、ペテロとヨハネが宮に入ろうとするのを見て、施しを求めた。
4 ペテロは、ヨハネとともにその人を見つめて、「私たちを見なさい」と言った。
5 彼は何かもらえると期待して、二人に目を注いだ。
6 すると、ペテロは言った。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
7 そして彼の右手を取って立たせた。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、
8 躍り上がって立ち、歩き出した。そして、歩いたり飛び跳ねたりしながら、神を賛美しつつ二人と一緒に宮に入って行った。
9 人々はみな、彼が歩きながら神を賛美しているのを見た。
10 そしてそれが、宮の美しの門のところで施しを求めて座っていた人だと分かると、彼の身に起こったことに、ものも言えないほど驚いた。

1、金銀は私にはない
6節「すると、ペテロは言った。『金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。」
ペテロは「金銀は私にはない」にもかかわらず、堂々としていました。それは金銀よりはるかに優るものをもっていたからです。それはキリストの名による力です。この恵みは、金銀によらず、学力にもよらず、ただ神様の恵みによって得ることができます。

2、キリストの名によって立ち上がる
6節「ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
「ナザレのイエス・キリストの名」それは神の御子キリストがナザレのイエスというひとりの人として私たちの救いのために与えられたという恵みのしるしです。また、キリストがナザレのイエスとして地上を歩まれ、なされた出来事すべてが信じる者に与えられるということです。この恵みの力が、生まれつき足の不自由な人を立ち上がらせたのです。

3、キリストの名によって歩く
7~8節「するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、躍り上がって立ち、歩き出した。そして、歩いたり飛び跳ねたりしながら、神を賛美しつつ二人と一緒に宮に入って行った。」
キリストの名による恵みは、足の不自由がいやされて歩くことができるようになる以上の力があります。彼はおそらく、生まれて初めて宮に入ることができました。キリストの名を信じる者は、すべての罪がきよめられて神の子となり、天国に入る者となります。その喜びから、神様を賛美し、力強く歩く者となります。

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