R4.9.4 礼拝・聖餐式

「題」 「空の器が満たされる」
聖書の箇所 「列王記第二 4章1~7節」(旧約P.653)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 預言者の仲間の妻の一人がエリシャに叫んで言った。「あなたのしもべである私の夫が死にました。ご存じのように、あなたのしもべは主を恐れていました。ところが、債権者が来て、私の二人の子どもを自分の奴隷にしようとしています。」
2 エリシャは彼女に言った。「何をしてあげようか。私に話しなさい。あなたには、家の中に何があるのか。」彼女は答えた。「はしためには、家の中に何もありません。ただ、油の壺一つしかありません。」
3 すると、彼は言った。「外に行って、近所の皆から、器を借りて来なさい。空の器を。それも、一つや二つではいけません。
4 家に入ったら、あなたと子どもたちの背後の戸を閉めなさい。そしてすべての器に油を注ぎ入れなさい。いっぱいになったものは、わきに置きなさい。」
5 そこで、彼女は彼のもとから去って行き、彼女と子どもたちが入った背後の戸を閉めた。そして、子どもたちが次々と自分のところに持って来る器に油を注ぎ入れた。
6 器がどれもいっぱいになったので、彼女は子どもの一人に言った。「もっと器を持って来なさい。」その子どもが彼女に、「もう器はありません」と言うと、油は止まった。
7 彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言った。「行ってその油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」

1、油の壺一つしかありません
2節「エリシャは彼女に行った。『何をしてあげようか。私に話しなさい。あなたには、家の中に何があるのか。』彼女は答えた。『はしためには、家の中に何もありません。ただ、油の壺一つしかありません。』」
エリシャの仲間である預言者が死に、2人の子どもが借金の肩代わりとして奴隷にされそうになっていました。しかもこの家には、油の壺一つしかありませんでした。しかし神様は、人間的にはどうにもならないと思われる状況にあっても「何をしてあげようか。私に話しなさい」と語られ、救いの道を与えてくださいます。

2、空の器を借りて来なさい
3節「すると、彼は言った。『外に行って、近所の皆から、器を借りて来なさい。空の器を。それも、一つや二つではいけません。』」
「空の器を。それも、一つや二つではいけません。」それは神様にすべてを明け渡し、委ねることを意味しています。空の器など、いくつあっても意味がないと思わず、用いてくださる神様を信じましょう。そして、ためらわずに、すべてを神様に打ち明けましょう。

3、空の器が満たされる
6節「器がどれもいっぱいになったので、彼女は子どもの一人に言った。『もっと器を持って来なさい。』その子どもが彼女に、『もう器はありません。』と言うと、油は止まった。」
神様は用意された空の器をすべて満たされました。それは負債を払い、残りで暮らしていけるほどの量でした。人がどうにもならないときこそ、神様が大きく働かれます。信じてすべてを神様に差し出すならば、神様はそのすべてを満たしてくださいます。

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