R4.8.14 礼拝式

「題」 「神様の恵みは尽きない」
聖書の箇所 「列王記第一17章1~16節」(旧約P.631)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

1 ギルアデの住民であるティシュベ人エリヤはアハブに言った。「私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私のことばによるのでなければ、ここ数年の間、露も降りず、雨も降らない。」
2 それから、エリヤに次のような主のことばがあった。
3 「ここを去って東へ向かい、ヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに身を隠せ。
4 あなたはその川の水を飲むことになる。わたしは烏に、そこであなたを養うように命じた。」
5 そこでエリヤは行って、主のことばどおりにした。彼はヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに行って住んだ。
6 何羽かの烏が、朝、彼のところにパンと肉を、また夕方にパンと肉を運んで来た。彼はその川から水を飲んだ。
7 しかし、しばらくすると、その川が涸れた。その地方に雨が降らなかったからである。
8 すると、彼に次のような主のことばがあった。
9 「さあ、シドンのツァレファテに行き、そこに住め。見よ。わたしはそこの一人のやもめに命じて、あなたを養うようにしている。」
10 彼はツァレファテへ出て行った。その町の門に着くと、ちょうどそこに、薪を拾い集めている一人のやもめがいた。そこで、エリヤは彼女に声をかけて言った。「水差しにほんの少しの水を持って来て、私に飲ませてください。」
11 彼女が取りに行こうとすると、エリヤは彼女を呼んで言った。「一口のパンも持って来てください。」
12 彼女は答えた。「あなたの神、主は生きておられます。私には焼いたパンはありません。ただ、かめの中に一握りの粉と、壺の中にほんの少しの油があるだけです。ご覧のとおり、二、三本の薪を集め、帰って行って、私と息子のためにそれを調理し、それを食べて死のうとしているのです。」
13 エリヤは彼女に言った。「恐れてはいけません。行って、あなたが言ったようにしなさい。しかし、まず私のためにそれで小さなパン菓子を作り、私のところに持って来なさい。その後で、あなたとあなたの子どものために作りなさい。
14 イスラエルの神、主が、こう言われるからです。『主が地の上に雨を降らせる日まで、そのかめの粉は尽きず、その壺の油はなくならない。』」
15 彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、および彼女の家族も、長い間それを食べた。
16 エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、壺の油はなくならなかった。

1、神様は生きておられる
1節「ギルアデの住民であるティシュベ人エリヤはアハブに言った。『私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私のことばによるのでなければ、ここ数年の間、露も降りず、雨も降らない。』」
イスラエルの王、アハブは権力と富を誇り、自らがすべてを支配する力ある存在であるかのように振る舞っていました。それに対して神様は預言者エリヤを通して、ご自分がいのちを与える生ける神であることを宣言し、いのちの源である水をもたらす雨を止められます。

2、神様の恵みは弱さのうちに完全に現れる
8~9節「すると、彼に次のような主のことばがあった。『さあ、シドンのツァレファテに行き、そこに住め。見よ。わたしはそこの一人のやもめに命じて、あなたを養うようにしている。』」
神様はご自分が大いなる力をもつ存在であることを示されるため、不思議なことをエリヤに命じられます。人の中で最も弱い存在であると思う、やもめの養いを受けるようにと言われるのです。神様は弱さのうちに恵みを現され、ご自分の力が完全であることを明らかにされます。

3、神様の恵みは尽きない
15~16 節「彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、および彼女の家族も、長い間それを食べた。エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、壺の油はなくならなかった。」
エリヤが訪ねたやもめは、死を覚悟するほど貧しい状態でした。しかし神様が生きておられることを信じる信仰がありました。神様は無尽蔵の恵みをもつお方です。ですから神様を信じ続けるなら、神様から尽きることのない恵みを、いつまでも受け続けることができます。

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