R4.6.5 ペンテコステ礼拝・聖餐式

「題」 「真理の御霊」
聖書の箇所 「ヨハネの福音書16章4~15節」(新約P.217)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
4 これらのことをあなたがたに話したのは、その時が来たとき、わたしがそれについて話したことを、あなたがたが思い出すためです。
わたしは初めからこれらのことを話すことはしませんでした。それはあなたがたとともにいたからです。
5 しかし今、わたしは、わたしを遣わされた方のもとに行こうとしています。けれども、あなたがたのうちだれも、『どこに行くのですか』と尋ねません。
6 むしろ、わたしがこれらのことを話したため、あなたがたの心は悲しみでいっぱいになっています。
7 しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はおいでになりません。でも、行けば、わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。
8 その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます。
9 罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。
10 義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。
11 さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたからです。
12 あなたがたに話すことはまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐えられません。
13 しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。
14 御霊はわたしの栄光を現されます。わたしのものを受けて、あなたがたに伝えてくださるのです。

1、世の誤りを明らかにする
7~8節「わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます。」
聖霊は罪と義とさばきについて明らかにされます。それらはすべて、神様との関係の問題です。ところが世は、罪と義とさばきについて、自分が悪いことをしていなければ罪はないとします。そして人が悪の判断、さばきを行います。そのあり方が誤りなのです。

2、真理に導く
13 節「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがたに伝えてくださいます。」
この世は神様との関係が破綻していて、間違った道を進んでいます。その関係を回復されるために、キリストがこの世に遣わされました。私たちは自分の力では回復が不可能です。その私たちのため、聖霊は唯一の救い主であるキリストに私たちを導いてくださいます。

3、キリストの栄光を現す
14 節「御霊はわたしの栄光を現されます。わたしのものを受けて、あなたがたに伝えてくださるのです。」
「わたしの栄光」とは、キリストの十字架です。十字架は神様と私たちとの関係を回復させる唯一の道です。聖霊は私たちにそのことを現して伝え、悟らせ、導いてくださいます。キリストの救いと栄光に満たされるために、聖霊を求めましょう。

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