R4.5.1 礼拝・聖餐式

「題」 「信じる者になりなさい」」
聖書の箇所 「ヨハネの福音書20章24~29節」(新約P.228)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
24 十二弟子の一人で、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。
25 そこで、ほかの弟子たちは彼に「私たちは主を見た」と言った。しかし、トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見て、釘の跡に指を入れ、その脇腹に手を入れてみなければ、決して信じません」と言った。
26 八日後、弟子たちは再び家の中におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸には鍵がかけられていたが、イエスがやって来て、彼らの真ん中に立ち、「平安があなたがたにあるように」と言われた。
27 それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしの脇腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」
28 トマスはイエスに答えた。「私の主、私の神よ。」
29 イエスは彼に言われた。「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ないで信じる人たちは幸いです。」

1、信じない者を受け入れる弟子たち
26 節「八日後、弟子たちは再び家の中におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸には鍵がかけられていたが、イエスがやって来て、彼らの真ん中に立ち、『平安があなたがたにあるように』と言われた。」
復活の主に出会えず、「決して信じません」と言うトマスを、他の弟子たちは優しく受け入れます。彼らは主が十字架に架かられる前は、自分たちのうちで誰が一番かと議論していました。しかし復活の主と出会い、互いに愛し合う者へと変えられました。

2、信じない者を招かれるイエス様
27 節「それから、トマスに言われた。『あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしの脇腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。』」
イエス様はトマスのわがままとも思える要求を知っておられた上で、トマスの要求を受け入れて呼び寄せられます。それも、ご自分の受難を思い起こさせる十字架の傷跡を隠すことなく差し出されるのです。イエス様は信じない者を愛によって招かれ、信じる者に変えてくださいます。

3、信じる者になる
28~29 節「トマスはイエスに答えた。『私の主、私の神よ。』イエスは彼に言われた。『あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ないで信じる人たちは幸いです。』」
トマスはこの特別な愛の体験によって「私の主、私の神よ」と告白します。これは誰が何と言おうと私は信じますという告白です。他の弟子たちが何と言おうと信じようとしなかったトマスが、愛によって変えられ、信じる者、主により頼む者とされました。

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