R3.7.4 礼拝・聖餐式

「題」 「あなたの創造者を覚えよ
聖書の箇所 「伝道者の書12章1~14節」(旧約P.1153)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。
2 太陽と光、月と星が暗くなる前に、また雨の後に雨雲が戻って来る前に。
3 その日、家を守る者たちは震え、力のある男たちは身をかがめ、粉をひく女たちは少なくなって仕事をやめ、窓から眺めている女たちの目は暗くなる。
4 通りの扉は閉ざされ、臼をひく音もかすかになり、人は鳥の声に起き上がり、歌を歌う娘たちはみな、うなだれる。
5 人々はまた高いところを恐れ、道でおびえる。アーモンドの花は咲き、バッタは足取り重く歩き、風鳥木は花を開く。人はその永遠の家に向かって行き、嘆く者たちが通りを歩き回る。
6 こうしてついに銀のひもは切れ、金の器は打ち砕かれ、水がめは泉の傍らで砕かれて、滑車が井戸のそばで壊される。
7 土のちりは元あったように地に帰り、霊はこれを与えた神に帰る。
8 空の空。伝道者は言う。すべては空。
9 伝道者は知恵ある者であった。そのうえ、知識を民に教えた。彼は思索し、探究し、多くの箴言をまとめた。
10 伝道者は適切なことばを探し求め、真理のことばをまっすぐに書き記した。
11 知恵のある者たちのことばは突き棒のようなもの、それらが編纂された書はよく打ち付けられた釘のようなもの。これらは一人の牧者によって与えられた。
12 わが子よ、さらに次のことにも気をつけよ。多くの書物を書くのはきりがない。学びに没頭すると、からだが疲れる。

1、あなたの創造者を覚えよ
1節「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また『何の喜びもない』と言う年月が近づく前に。」
人は年を取るにつれて多くのものを失っていき、「何の喜びもない」と言うようになってしまいます。しかし聖書は、神様を待ち望む者は新しく力を得る、内なる人は日々新たにされていくと約束しています。創造者である神様は、わたしたちを造り変える力をもっています。

2、すべては空
8節「空の空。伝道者は言う。すべては空。」
「空」は、すぐに消えてしまう実体のないものという意味をもちます。伝道者は、この世のすべてが空、すぐに消えてしまうものだと言います。聖書は決してこの世を否定してはいません。この世界は神様が創造されたもので、本来は祝福に満ちています。しかしこの世のどんな存在も、わたしたちの魂にいのちの力を与えることはできません。

3、人間にとってのすべて
13~14 節「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、あらゆる隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからである。」
結局のところ、神様の約束である十字架の救いを得ることでしか、人は真に生きることができません。それがわたしたちにとってすべてです。そして神様の約束に従い生きる者の人生は、決してむなしく終わることはありません。なぜならイエス様の復活を信じる者は、朽ちないものによみがえり、勝利を与えられるからです。

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