R1.5.12主日礼拝

「題」 「信仰の決断と告白」
聖書の箇所 「ルツ記1章15~18節 」
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
1:15 そこでナオミは言った、「ごらんなさい。あなたの相嫁は自分の民と自分の神々のもとへ帰って行きました。あなたも相嫁のあとについて帰りなさい」。
1:16 しかしルツは言った、「あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。
1:17 あなたの死なれる所でわたしも死んで、そのかたわらに葬られます。もし死に別れでなく、わたしがあなたと別れるならば、主よ、どうぞわたしをいくえにも罰してください」。
1:18 ナオミはルツが自分と一緒に行こうと、固く決心しているのを見たので、そのうえ言うことをやめた。

1、愛することを知る
16 節「しかしルツは言った、『あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります』」。
ルツがナオミから離れようとしなかったのは、ナオミを通して神様の愛を知り、神様を愛することを知ったからだと思います。恐らくルツはナオミの姿から、神様の決して見捨てられない愛を感じ取り、そのように生きる決心が与えられたのでしょう。
2、「わたしの神」という告白
16 節「あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です」。
ナオミの信じる神様を信じ、「わたしの神」とする決断は、これまでの自分を捨てること、これまで住んでいた自分の国と別れることを意味します。信仰の決断とはそういうことです。そしてその決断は、そのほうが良いからということではありません。困難が待ち受けていても、その道を選ぶというほどに、神様がすべてと信じ受け入れたのです。
3、ルツの信仰に働かれる神様
2章20 節「生きている者をも、死んだ者をも、顧みて、いつくしみを賜わる主が、どうぞその人を祝福されますように」。
ルツはただ神様の恵みにのみ頼る者として歩みました。神様はルツの信仰に働かれて親族ボアズのもとに導き、義父エリメレクの名があがなわれました。神様は、ひとりの人の信仰の決断とその歩みを用いられ、死んだ者の名を起こし、悲しみの中にあるナオミを祝福されました。

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