H30.10.7主日礼拝

「題」 「あなたの隣人を愛せよ
聖書の箇所 「ルカによる福音書10章25~37節」
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
10:25 するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った、「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。
10:26 彼に言われた、「律法にはなんと書いてあるか。あなたはどう読むか」。
10:27 彼は答えて言った、「『心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。また、『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』とあります」。
10:28 彼に言われた、「あなたの答は正しい。そのとおり行いなさい。そうすれば、いのちが得られる」。
10:29 すると彼は自分の立場を弁護しようと思って、イエスに言った、「では、わたしの隣り人とはだれのことですか」。
10:30 イエスが答えて言われた、「ある人がエルサレムからエリコに下って行く途中、強盗どもが彼を襲い、その着物をはぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。
10:31 するとたまたま、ひとりの祭司がその道を下ってきたが、この人を見ると、向こう側を通って行った。
10:32 同様に、レビ人もこの場所にさしかかってきたが、彼を見ると向こう側を通って行った。
10:33 ところが、あるサマリヤ人が旅をしてこの人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、
10:34 近寄ってきてその傷にオリブ油とぶどう酒とを注いでほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。
10:35 翌日、デナリ二つを取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見てやってください。費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と言った。
10:36 この三人のうち、だれが強盗に襲われた人の隣り人になったと思うか」。
10:37 彼が言った、「その人に慈悲深い行いをした人です」。そこでイエスは言われた、「あなたも行って同じようにしなさい」。

1、隣人を愛されるイエス様
 28節「あなたの答は正しい。そのとおり行いなさい。そうすれば、いのちが得られる」。
律法学者はイエス様を試みようとして「何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」と尋ねました。質問とは裏腹に、永遠の生命を求めてイエス様のもとを訪れたのではないことがわかります。しかし、イエス様はこの律法学者を隣人として愛され、永遠の生命に導こうとされます。

2、愛が問われる
 29節「すると彼は自分の立場を弁護しようと思って、イエスに言った、『では、わたしの隣り人とはだれのことですか』」。
「そのとおり行いなさい」とのイエス様の言葉に、律法学者は「自分の立場を弁護しようと」思いました。しかしイエス様の愛は、神と等しくあることを固守されず、立場を超えて罪人をも愛される愛です。その愛をサマリヤ人のたとえで示されます。

3、愛する者に変えられる幸い
 37節「彼が言った、『その人に慈悲深い行いをした人です』。そこでイエスは言われた、『あなたも行って同じようにしなさい』」。
律法学者は、イエス様が語られる愛が真実であることを悟り、否定することができませんでした。隣人を愛することのできる人は、イエス様の愛を受け入れる人です。この律法学者に、イエス様は「あなたも行って同じようにしなさい」と命じられます。イエス様は自分の立場や思いに捕らわれている人を解放し、隣人を愛する者に変えてくださいます。

 

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