H30.9.30主日礼拝

「題」 「すべての人の本分
聖書の箇所 「伝道の書12章1~14節」
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
12:1 あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に、
12:2 また日や光や、月や星の暗くならない前に、雨の後にまた雲が帰らないうちに、そのようにせよ。
12:3 その日になると、家を守る者は震え、力ある人はかがみ、ひきこなす女は少ないために休み、窓からのぞく者の目はかすみ、
12:4 町の門は閉ざされる。その時ひきこなす音は低くなり、人は鳥の声によって起きあがり、歌の娘たちは皆、低くされる。
12:5 彼らはまた高いものを恐れる。恐ろしいものが道にあり、あめんどうは花咲き、いなごはその身をひきずり歩き、その欲望は衰え、人が永遠の家に行こうとするので、泣く人が、ちまたを歩きまわる。
12:6 その後、銀のひもは切れ、金の皿は砕け、水がめは泉のかたわらで破れ、車は井戸のかたわらで砕ける。
12:7 ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。
12:8 伝道者は言う、「空の空、いっさいは空である」と。

12:9 さらに伝道者は知恵があるゆえに、知識を民に教えた。彼はよく考え、尋ねきわめ、あまたの箴言をまとめた。
12:10 伝道者は麗しい言葉を得ようとつとめた。また彼は真実の言葉を正しく書きしるした。
12:11 知者の言葉は突き棒のようであり、またよく打った釘のようなものであって、ひとりの牧者から出た言葉が集められたものである。
12:12 わが子よ、これら以外の事にも心を用いよ。多くの書を作れば際限がない。多く学べばからだが疲れる。
12:13 事の帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である。
12:14 神はすべてのわざ、ならびにすべての隠れた事を善悪ともにさばかれるからである。

1、造り主を覚える
 1節「あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、『わたしにはなんの楽しみもない』と言うようにならない前に」
造り主を覚えるということは、わたしたちの存在は偶然ではなく、神様によって目的をもって創造されたことを知るということです。神様を知らなければ、人生の目的がわからず、むなしくなるだけではなく、人のいのちの価値がわからず、正しく生きる道から外れてしまいます。

2、いっさいは空
 7~8節「ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。伝道者は言う、『空の空、いっさいは空である』」。
どんなに地上で功を成し遂げても、人はいつか衰え、死によってすべてを手放すことになります。しかし、神様を知り、神様と共に生きる信仰者は「主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはない」(コリント人への第一の手紙15章58節)人生を歩むことができます。

3、すべての人の本分
 13節「事の帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である」。
わたしたちを神のかたちに造られ、罪から救うため御子を犠牲にされるほどの深い神様の愛を恐れ、この神様の愛に生きることこそ、すべての人の本分です。神様の愛に生きるとき、人は最も輝き、永遠に残る実を結ぶ者とされるのです。
伝道の書12章1~14節

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