H29.4.9主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「十字架による新しい絆」
聖書の箇所 「ヨハネ19章23~30節」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
19:23 さて、兵卒たちはイエスを十字架につけてから、その上着をとって四つに分け、おのおの、その一つを取った。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。
19:24 そこで彼らは互に言った、「それを裂かないで、だれのものになるか、くじを引こう」。これは、「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」という聖書が成就するためで、兵卒たちはそのようにしたのである。
19:25 さて、イエスの十字架のそばには、イエスの母と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤと、マグダラのマリヤとが、たたずんでいた。
19:26 イエスは、その母と愛弟子とがそばに立っているのをごらんになって、母にいわれた、「婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です」。
19:27 それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった。
19:28 そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、聖書が全うされるためであった。
19:29 そこに、酢いぶどう酒がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、このぶどう酒を含ませた海綿をヒソプの茎に結びつけて、イエスの口もとにさし出した。
19:30 すると、イエスはそのぶどう酒を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。

今、家族の絆さえ不確かで、多くの問題をもっています。そのような中、イエス様は、教会が十字架による確かな、新しい絆をもち、この祝福を伝え実践する大きな使命に生きることを願っておられます。

1.十字架による神の家族
「キリストはわたしたちの平和であって…十字架によって、二つのものを一つのからだとして神と和解させ、敵意を十字架にかけて滅ぼしてしまったのである」(エペソ2章14-16節)。
神の家族としての絆は、イエス様の十字架によって結ばれます。その絆はまず、神様との和解、ゆるしから始まります。神様にすべてをゆるされた愛の力を受けてこそ、他の人を同じ神様から愛されている存在として受け入れ、絆を結ぶことができます。

2.イエス様によって満たされる
「そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、『わたしは、かわく』と言われた。それは、聖書が全うされるためであった」(28節)。イエス様は「かわく」と言われるほどに、十字架でわたしたちにすべてを与え尽くされました。この恵みにより、聖書の約束がすべて全うされ、愛がわたしたちのうちに、お互いの間にあふれるのです。

3.新しい絆を結ぶ使命に生きる
「そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった」(27節)。
イエス様はご自分が愛する存在を教会に委ね、神の家族として迎え入れるようにと願われます。十字架の愛の満たしは、どこまでも、大きく豊かに広がります。教会は神の家族とされていることだけで満足するのではなく、神の家族が拡大されることを信じて求めるべきです。そうするならば、あなたへ、教会へ与えられる十字架の愛は、さらに豊かに、大きくされ、その絆は強く深められます。

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.