H28.10.23主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「キリストへの信仰告白」
聖書の箇所 「マタイ16:13~20」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
16:13 イエスがピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、弟子たちに尋ねて言われた、「人々は人の子をだれと言っているか」。
16:14 彼らは言った、「ある人々はバプテスマのヨハネだと言っています。しかし、ほかの人たちは、エリヤだと言い、また、エレミヤあるいは預言者のひとりだ、と言っている者もあります」。
16:15 そこでイエスは彼らに言われた、「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」。
16:16 シモン・ペテロが答えて言った、「あなたこそ、生ける神の子キリストです」。
16:17 すると、イエスは彼にむかって言われた、「バルヨナ・シモン、あなたはさいわいである。あなたにこの事をあらわしたのは、血肉ではなく、天にいますわたしの父である。 16:18 そこで、わたしもあなたに言う。あなたはペテロである。そして、わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打ち勝つことはない。
16:19 わたしは、あなたに天国のかぎを授けよう。そして、あなたが地上でつなぐことは、天でもつながれ、あなたが地上で解くことは天でも解かれるであろう」。
16:20 そのとき、イエスは、自分がキリストであることをだれにも言ってはいけないと、弟子たちを戒められた。

私たちのキリスト信仰は、「告白信仰」によって成り立ちます。
「心で信じて義とされ、口で告白して救われる。」ローマ10:10

1、この告白がなされた背景
主は、12弟子たちを導いて<ピリポ・カイザリヤ>に行かれました。この地はヘロデ・ピリポが、ローマ皇帝カイザルに敬意を現して命名し、皇帝礼拝が盛んな土地柄で、ギリシャの精霊がいたるところに祭られ、偶像に満ちた地でした。そのような背景において、改めて主は弟子たちに明確な信仰告白を求められました。私たちは、日本の宗教土壌に育ち、偶像が満ち異端がはびこる霊的背景の中で、「あなたこそ・・」とキリストを唯一の神、救い主と信じ告白して生きているのです。

2、主が弟子たちにされた質問
主は、「人々は、わたしのことを何と言っているか」と問われた後、改めて「あなたがたは、わたしを何というか」と問われました。弟子たちは「わたしは、よみがえりであり、いのちである。」(エゴー、エイミ)と、ご自身の神としての宣言と、その神の力の例証としてのラザロの甦りを拝し、主イエスがきたるべきメシヤであることを確認してきたのでした。これら奇蹟を通し、弟子たちの中に明確なメシヤ理解が形成され、その集大成としてこの告白が導かれたのです。

3、ペテロの告白
「あなたこそ、生ける神の子キリストです。」(16) キリストとは、「油注がれた者」との意味で、旧約の王、祭司、御現者の職を一身に兼ね備えた救い主(メシヤ)を意味し、このメシヤを人々は待望していたのです。主は、このペテロの告白を大変喜ばれました。そして、この告白は「血肉ではなく、天にいますわたしの父である」(17) ペテロよ、あなたではない、父があなたに教えられたのであり、そのように告白できたのは、ただ聖霊による(1コリント12・3)ことを示されました。

4、信仰告白を土台として建て上げられるキリストの教会
「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打ち勝つことはない。」(18)「この岩」とは、ペテロの信仰告白です。

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