H28.9.4主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「風と海を治めるキリスト」
聖書の箇所 「マタイ8:23~27」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
8:23 それから、イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。
8:24 すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった。ところが、イエスは眠っておられた。
8:25 そこで弟子たちはみそばに寄ってきてイエスを起し、「主よ、お助けください、わたしたちは死にそうです」と言った。
8:26 するとイエスは彼らに言われた、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」。それから起きあがって、風と海とをおしかりになると、大なぎになった。
8:27 彼らは驚いて言った、「このかたはどういう人なのだろう。風も海も従わせるとは」。

ガリラヤ湖はイスラエル北方に位置し、琵琶湖の4分の一ほどの面積の美しい湖です。海面下210メートルで、周囲を5,6百メートルほどの山々に囲まれ、独特の地形と天候が重なると突風が吹いて大嵐になりました。

1、嵐の中で
弟子たちは、主に従って舟に乗り込みました。「すると、すぐ」そこに突風が吹き荒れ、湖は大嵐となって船は飲まれそうになりました。船を治めることができず、死を恐れた弟子たちはパニックになりました。しかし、イエスは舟のともの方でぐっすり眠っておられたのです。この時の弟子たちの状況を想像してみます。
①主に従って船に乗り漕ぎ出したのですが、すぐ嵐が起ってきました。
②この嵐は、ベテランの漁師たちもどうすることもできず、彼らは死を覚悟しなければなりません。
③生命の危機が迫る大嵐の中で、イエスは眠りこけておられました。
④弟子たちは、イエスにしがみつき、「起きてください、助けてください、私たちは死にそうです」と叫びました。彼らは、主が共におられ、その主に信頼する信仰に立てず、恐れに支配されて叫んだのです。しかし、主にしがみついて叫ぶ信仰?は与えられていました。

2、嵐を静められるイエス
イエスは立ち上がり、風と波にむかって、「静まれ」と言われるとすぐ嵐は静まり海はなぎになりました。弟子たちは驚き、改めてイエスに注目し、「この方は、一体誰なのか」といぶかりました。大嵐(自然)を、一言のことばで支配することができるのは、ただ生ける神でしかありません。それは、創世記に記されている、おことばで天地を造られ、おことばで全世界、全宇宙を保持し、支配しておられるお方に他なりません。弟子たちは、この時生ける天地の神であるイエスのお姿を垣間見たのです。後に、これらの経験から「あなたこそ、生ける神の子、キリストです」との信仰告白が生まれます。私たちも人生の嵐のただ中で、「我は、天地の造り主、全能の父なる神を信ず」と生きた信仰を天地の神に告白して、信頼し、そのお言葉に従うものでありますように。

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