H28.7.10主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「信仰による救い」
聖書の箇所 「使徒行伝 16:25~34」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
16:25 真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけたが、囚人たちは耳をすまして聞きいっていた。
16:26 ところが突然、大地震が起って、獄の土台が揺れ動き、戸は全部たちまち開いて、みんなの者の鎖が解けてしまった。
16:27 獄吏は目をさまし、獄の戸が開いてしまっているのを見て、囚人たちが逃げ出したものと思い、つるぎを抜いて自殺しかけた。
16:28 そこでパウロは大声をあげて言った、「自害してはいけない。われわれは皆ひとり残らず、ここにいる」。
16:29 すると、獄吏は、あかりを手に入れた上、獄に駆け込んできて、おののきながらパウロとシラスの前にひれ伏した。
16:30 それから、ふたりを外に連れ出して言った、「先生がた、わたしは救われるために、何をすべきでしょうか」。
16:31 ふたりが言った、「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。
16:32 それから、彼とその家族一同とに、神の言を語って聞かせた。
16:33 彼は真夜中にもかかわらず、ふたりを引き取って、その打ち傷を洗ってやった。そして、その場で自分も家族も、ひとり残らずバプテスマを受け、
16:34 さらに、ふたりを自分の家に案内して食事のもてなしをし、神を信じる者となったことを、全家族と共に心から喜んだ。

ピリピで伝道するパウロとシラスは迫害を受け、鞭打たれ牢獄にぶち込まれました。確信して海を渡りピリピに来たのですが、たちまち真っ暗闇と思われるような状況に投げ込まれます。獄の中で賛美と祈りをささげる彼らに、神様は地震を起こされました。「救われるためには、どうしたら・・」との獄屋番の求めにパウロが言いました。
「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます。」(31)

1、真夜中の祈りと賛美
占いの女奴隷を悪霊から解放したことから主人たちは金儲けの手段を失った腹いせにパウロたちを訴え牢屋に入れました。主は生きておられ従う彼らを守られるはずなのに、わけもわからないまま鞭打たれ牢獄に入れられた彼らの心に落胆、疑いが起ったかもしれません。「真夜中ごろ」は、時間を指すだけのおとばではありません。そんな真夜中、獄中で、パウロとシラスは、神に向かって祈りと賛美をささげました。賛美は獄に響き渡り、囚人たちは聞き入っていました。権力の鎖も迫害のむちも、パウロたちに与えられた救いの確信と喜びを奪うことはできません。ここに、本当の意味の救いが何であるかが示されています。(1ペテ1:8,9)

2、イエスを信じるということ
パウロたちの祈りと賛美に応えるように地震が起り、牢獄の頑丈な鉄格子が壊れました。囚人が逃げたと思った看守は剣を抜いて自害しようとしましたが、パウロは大声で止めます。この時、看守は「自分は救われなければならない」と気づきました。救われるため、パウロはキリストの救いの道を命じました。(31)このことばは、この時、この状況、この看守の求めに応え語られたのです。人生の危機において頼りになるのは変わらない神の真実な約束です。このお方を信じ私の生涯を任せ、託します。私たちは、真っ暗な牢獄のような、追い詰められ、私の人生はこれで終わりと思うような時でも、「主よ、あなたを信じます」と告白し、主に信頼して救われることが出来るのです。

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