H28.5.22主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「キリストの名による歩み」
聖書の箇所 「使徒 3:1~10」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
3:1  さて、ペテロとヨハネとが、午後三時の祈のときに宮に上ろうとしていると、
3:2 生れながら足のきかない男が、かかえられてきた。この男は、宮もうでに来る人々に施しをこうため、毎日、「美しの門」と呼ばれる宮の門のところに、置かれていた者である。
3:3 彼は、ペテロとヨハネとが、宮にはいって行こうとしているのを見て、施しをこうた。
3:4 ペテロとヨハネとは彼をじっと見て、「わたしたちを見なさい」と言った。
3:5 彼は何かもらえるのだろうと期待して、ふたりに注目していると、
3:6 ペテロが言った、「金銀はわたしには無い。しかし、わたしにあるものをあげよう。ナザレ人イエス・キリストの名によって歩きなさい」。
3:7 こう言って彼の右手を取って起してやると、足と、くるぶしとが、立ちどころに強くなって、
3:8 踊りあがって立ち、歩き出した。そして、歩き回ったり踊ったりして神をさんびしながら、彼らと共に宮にはいって行った。
3:9 民衆はみな、彼が歩き回り、また神をさんびしているのを見、
3:10 これが宮の「美しの門」のそばにすわって、施しをこうていた者であると知り、彼の身に起ったことについて、驚き怪しんだ。

1、生まれつき足の聞かない40才余りの男に起こった奇蹟
彼は毎日「美しの門」に連れて来られ物乞いをして暮らしてきました。彼の関心は、その日一日の施しによる稼ぎです。人に依存する生活は彼の人生そのものとなり、将来の不安をかかえて、意欲も希望もないあきらめの生活でした。その日、美しの門を通りかかったペテロとヨハネは、ふと立ち止まってじっと男を見ました。その時、内側から愛と憐れみが湧きあがり、彼らの内にあって活動しておられる主は、この人を必ず助けてくださるという確信が起ったのです。(その当時、主は使徒たちや誕生したばかりの教会を用いて著しい奇蹟としるしを行っておられました。2・43) ペテロとヨハネは、男に向かって「私たちを見なさい」と言いました。そして、「金銀は、私には無い、わたしにあるものをあげよう。ナザレ人イエス・キリストの名によって、立って歩め」と力強いことばを語り手を取ってやると、男の足とくるぶしとがたちどころに良くなって、踊り上げって立って歩き回ったのです。

2、わたしにあるもの
「わたしにあるものをあなたにあげよう」とペテロは言いました。それは、イエス・キリストご自身です。男にとって、金銀よりも大切なものは考えられない、しかし、もっと良いもの、それは、彼の問題を根本的に解決するものであるはずです。金銀による一時的、表面的な解決ではない、彼がイエスに信頼してその救いを受け、癒され、生きる希望が与えられて、信仰による新しい自立した歩みができるようになることです。主は、そのいのちの力をこの男に注いでくださることを信じ、驚くべきことを大胆に命じそして、手を差し伸べて、彼を立たせてやりました。

3、生きた信仰のことばを語る
私たちも人を助けるため差し出す金銀はありません。しかし金銀がなければ何もできないかというと、そうではありません。私たちは、人々の当面の問題が解決されることを祈り求めると共に、その人が救われ魂が新たにされ、新しい力と生きる望みが与えられ自分の足で歩むことができるようみ言葉を語り、祈り求めましょう。

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