H28.2.7主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「主がお入り用なのです」
聖書の箇所 「ルカ19:28~40」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
19:28 イエスはこれらのことを言ったのち、先頭に立ち、エルサレムへ上って行かれた。
19:29 そしてオリブという山に沿ったベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、ふたりの弟子をつかわして言われた、
19:30 「向こうの村へ行きなさい。そこにはいったら、まだだれも乗ったことのないろばの子がつないであるのを見るであろう。それを解いて、引いてきなさい。
19:31 もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」。
19:32 そこで、つかわされた者たちが行って見ると、果して、言われたとおりであった。
19:33 彼らが、そのろばの子を解いていると、その持ち主たちが、「なぜろばの子を解くのか」と言ったので、
19:34 「主がお入り用なのです」と答えた。
19:35 そしてそれをイエスのところに引いてきて、その子ろばの上に自分たちの上着をかけてイエスをお乗せした。
19:36 そして進んで行かれると、人々は自分たちの上着を道に敷いた。
19:37 いよいよオリブ山の下り道あたりに近づかれると、大ぜいの弟子たちはみな喜んで、彼らが見たすべての力あるみわざについて、声高らかに神をさんびして言いはじめた、
19:38 「主の御名によってきたる王に、
祝福あれ。
天には平和、
いと高きところには栄光あれ」。
19:39  ところが、群衆の中にいたあるパリサイ人たちがイエスに言った、「先生、あなたの弟子たちをおしかり下さい」。
19:40 答えて言われた、「あなたがたに言うが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶであろう」。

子ろばのような小さな弱い、役に立ちそうにないものを、神さまが「必要なのだ」と言って下さるのは恵みで嬉しいことです。 エルサレム入場される主に対して、人々の期待が高まっていました。メシアが来られる時、ローマを転覆させて地上を神の国とし、ユダヤ人が世界を支配するという期待でした。主は、この誤りを修正するため、エルサレム入場にロバにお乗りになりました。神の軍隊を率いる将軍が乗る軍馬でなく、平和の王が用いるろばに乗って救い主として来られたことを人々に示そうとなさったのです。「主がお入用なのです」というおことばは、今日の私たちにとっても象徴的な意味を持っています。

1、子ろばを必要とされる
ろばは一般の貧しい人々の乗物です。しかも、この子ろばは、一人でロバを持つ余裕のない人たちの共有物でした。子ろばは、まだ調教されておらず、本来強情なロバは乗りこなすのに難しかったのです。しかし、ロバには忍耐強いところもあります。主は、平和の象徴として、忍耐強く役に立つ良い性質を持つ一方、困った性質も合わせ持ち、だれでも使えるロバを求められたのです。

2、平和の主を持ち運ぶ
ろばに乗られるお方は、平和の王です。和解と平和をもたらす君を運んでいるとの自覚が大切です。「平和を追い求めなさい」(1ペテ3:11)とあります。平和・和解は、イエス様の救いによって与えられます。私たちはその和解、平和の君のメッセージを運ぶ者なのです。(1コリント5:18~19) 神さまとの関係において、平和と和解が与えられていなければ、その素晴らしさを伝えることはできません。主は、子ろばを「わたしの所に連れて来なさい」と言われました。欠陥のある人間、問題のある者を、神様が受け入れてくださいます。神の愛が人間の欠陥を超えた時、私たちは人を愛するようになり、神がわかり本当の意味での平和を経験します。私がクリスチャンであるなら、私は誰をお乗せしているのでしょう。イエス様です。主イエスは、子ロバのような私たちを入り用だと言ってくださいます。
主は、あなたを「入り用だ」、私の働きのために必要だと言われます。

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