H26.11.16 第3回オープン・チャーチ

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「傷ついた葦を折ることなく」
聖書の箇所 「1コリント15: 55~58」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)

15:55 「死は勝利にのまれてしまった。
    死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。
    死よ、おまえのとげは、どこにあるのか」。
15:56 死のとげは罪である。罪の力は律法である。
15:57 しかし感謝すべきことには、神はわたしたちの主イエス・キリストによって、わたしたちに勝利を賜わったのである。
15:58 だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。

死と向き合う生き方・・・ キリスト教の“終活”とは

 この国の超高齢者時代を迎えて、「就活」、「婚活」ならぬ「終活」が叫ばれるようになりました。「終活」では人生の終りを迎えるにあたり、具体的で様々な備えが取り上げられています。しかし、最も重要な備えは、「自分の死に向きあうこと」ではないでしょうか。
 死は「最期の敵」として、すべての人にやって来ます。確かに、自分の死に直面し、しっかり向き合って生き抜くことは容易ではありません。それで、多くの人は、死と向き合うことを避けているようです。「死んだら終わり」、「死とは無になること」と言って、それ以上考えようとしません。一般論を語り抽象的な議論はできても、いざ、自分の死が来ると、逃避しようとさえします。ある哲学者は、「死は存在しない」と言いました。死を恐れている時は死をまだ経験していないし、死を経験したときには、その人はもういないからだというわけです。しかし、これは詭弁です。また「死には逆らわず、腹を立てず、受けて立つ」、「生き物のなりゆきを承知しておけばたんたんと生きられる」と、自分の悟りや生命力で死を乗り越えよう、強く生きようとします。日本では、ヒンズー教や仏教の影響により「輪廻・転生」の思想があります。しかし、あくまでもこれは、思想であり思索・哲学であることを忘れてはならないと思うのです。人間の死は事実であり、まぎれもないわたしの現実です。
キリスト教の立場から、死に向かい合うための 三つの備え について考えてみましょう。

①過去が清算できているか・・・きよめられた過去
  目を閉じて考えてみると、過去の失敗や恥ずべき行為が思い出されてきます。過ぎ去った時は最早取り返せず、ただ悔いが深く心を締めつけます。多くの人は、 死の現実を前にして人生の総決算をしながら、深い後悔の念に苦しみます。罪過ちが赦され、人を傷つけた罪の清算ができて初めて心に平安が訪れるのです。罪 深い自己を受け入れる謙虚さが必要です。そして、この清算には、どうしても権威ある神の赦しが必要です。

②他者への愛に生きているか・・・充実した現在
  今の時を有意義に生きているでしょうか。「自分らしく生きる」と言って、自己を目的化し、自己中心になっていないでしょうか。与えられたいのちを自分だけ のために生きているのは、価値ある人生とはいえないでしょう。神を愛し、他者(隣人)への愛に生きることがどうしても必要です。愛に生きる時、その人の人 生は自己を超えた充実感に溢れます。これは、死の準備に欠かせません。

③死の向こうに希望を見いだせるか・・・・希望ある未来
 死んだら終わりだと死を締めだしたり、がむしゃらに生きようとしたり、自暴自棄になっていないでしょうか。死の向こうに真の希望がなければ、現実の何かにしがみついて即物的に生きるほかありません。死を超えた確かな希望を見出すことがどうしても必要です。
イ エス・キリストは、神であられたのに人となって歴史の中に生まれ、三十数年の愛の生涯の終りに、自分から十字架にかかって死なれました。そして、三日目に 復活し、信じるものに罪の赦しと永遠のいのちを約束されました。「罪の赦し」も、「永遠のいのち」の希望も、「愛に生きる生活」も、みな、この方から来る のです。
キリストにあって罪の赦しと復活のいのちをいたき、死に勝利したパウロは、こう叫び、また、勧めました。

死は勝利にのまれてしまった。 死よ、おまえの勝利は、どこにあるのか。1コリント15:55

プログラム 時間 音声
Ⅰ、賛美歌を歌おう    
 (1)♪主は素晴らしい 1:16
 (2)♪24:マジェスティ 3:42
 (3)♪233:驚くばかりの

4:23

 (4)私の信仰紹介 5:42
 (5)オカリナによる演奏&賛美    
   新聖歌340:救い主イエスと
3:45
 (6)主の祈り 0:57

Ⅱ、聖書のお話し

コリント15: 55~58

1:05

死と向き合う生活・・キリスト教の終活

10:00

10:00

10:00

10:00

 6:58

 (2)賛美257: キリストは生きておられる 3:19
(3)感謝献金 2:00
 (4)賛美165:栄光イエスにあれ
 (5)祝福の祈り
1:24

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