H26.10.5主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「逆風の中でキリストを見る」
聖書の箇所 「マタイ14:22~33」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)

14:22 それからすぐ、イエスは群衆を解散させておられる間に、しいて弟子たちを舟に乗り込ませ、向こう岸へ先におやりになった。
14:23 そして群衆を解散させてから、祈るためひそかに山へ登られた。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。
14:24 ところが舟は、もうすでに陸から数丁も離れており、逆風が吹いていたために、波に悩まされていた。
14:25 イエスは夜明けの四時ごろ、海の上を歩いて彼らの方へ行かれた。
14:26 弟子たちは、イエスが海の上を歩いておられるのを見て、幽霊だと言っておじ惑い、恐怖のあまり叫び声をあげた。
14:27 しかし、イエスはすぐに彼らに声をかけて、「しっかりするのだ、わたしである。恐れることはない」と言われた。
14:28 するとペテロが答えて言った、「主よ、あなたでしたか。では、わたしに命じて、水の上を渡ってみもとに行かせてください」。
14:29 イエスは、「おいでなさい」と言われたので、ペテロは舟からおり、水の上を歩いてイエスのところへ行った。
14:30 しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、彼は叫んで、「主よ、お助けください」と言った。
14:31 イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえて言われた、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」。
14:32 ふたりが舟に乗り込むと、風はやんでしまった。
14:33 舟の中にいた者たちはイエスを拝して、「ほんとうに、あなたは神の子です」と言った。

 パンの奇跡に興奮した群衆が、ご自分を王とするため熱狂しているのを知られたとき、主イエスは群衆を解散させ、弟子たちを強いて船に乗り込ませ、向こう岸へと出発させられました。そして、ご自分はひとり祈るために山に登られたのです。

1、恐れる弟子たち
 主イエスに強いられ船に乗り込み出発した弟子たちでしたが、沖に出るとガリラヤ湖特有の向かい風に悩まされ、進むことが出来ません。暗闇が最も増す時、水の上を歩いて近づかれるイエスを見て弟子たちは「幽霊だ」と叫び声を上げました。ここには、逆風を恐れ、暗闇を恐れ、湖の上の主を幽霊と恐れる弟子たちの姿があります。彼らは信仰ではなく、恐れに満ち支配されているのです。彼らが恐れた「逆風」とは、真正面(明日)から吹く風です。暗闇の中で動けず、これからどうなっていくのか全くわからない不安と焦り恐れは私たちにもあります。

2、近づかれる主
 主は舟の中におられず、弟子たちを見離されたのか。そうではありません。彼らは主に従って舟に乗り漕ぎ出したのです。私たちがイエスとそのみ言葉に従っているなら、逆風も暗闇も船の中にイエスがおられないことも、決して恐れることはありません。主は見て、知って、祈っておられます。闇が最も暗くなった時、私たちの考えを超えた方法で、助けるために近づいてくださいます。

3、恐れるな
 主は、恐れの中で「私である」とご自身を示してくださいます。「イエスこそ生ける神、風と波との支配者である」との宣言の言葉です。闇夜の荒れ狂う波風の中で、「恐れるな、わたしである」とのみことばを聞くことができますように。このために、主は弟子たちを強いて船に乗り込ませ、逆風の吹く暗闇の湖に送り込まれたのでした。これは主の試み主の弟子訓練です。彼らに主がどのようなお方であるかを知らせらせるためでした。主は、私たちにも同じように試みられます。暗黒と荒れ狂う向かい風の湖の上で、ただ主に信頼することを教えておられます。 

しっかりするのだ、わたしである。 恐れることはない。  マタイ14:27

プログラム 時間 音声
前奏 0:48
賛美:天地(あめつち)こぞりて 0:44
交読:30 詩篇96 2:10
主の祈り 0:56
使徒信条 1:12
賛美21 輝く日を仰ぐとき 4:25
聖書 マタイ14:22~33 1:53
賛美349: 移り行く時の間も 2:33
説教:逆風の中でキリストを見る

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聖餐式:しみも咎も 3:08
賛美321:浮世の風と 3:50
感謝の祈り 1:14
頌栄63: 父御子御霊の 1:30

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