H26.6.29主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「我は罪の赦しを信ず(2)」
聖書の箇所 「マタイ18:21~35」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)

18:21 そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。
18:22 イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。
18:23 それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。
18:24 決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。
18:25 しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。
18:26 そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。
18:27 僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。
18:28 その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。
18:29 そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。
18:30 しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。
18:31 その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。
18:32 そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。
18:33 わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。
18:34 そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。
18:35 あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」。

罪の赦しには二つあります。「私の罪が、キリストによって赦される」という恵みと、「私も、自分に罪を犯した者を赦します」という生き方です。この二つは対をなします。

1、まず、神の赦し
 私たちの赦しを条件として、神は私の罪を赦されるのではなく、まず、神が私たちを赦されるのです。「しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしています。」(ローマ5:8・新改訳) 神の赦しと、その赦しを満たす十字架がいつも先であるのが福音の大前提です。これを、一番的確に表わしている箇所がマタイ18章21~35節です。一万タラントの借金を負ったしもべとは、私たちです。約5千億円もの額は、私たちが神に対して負う負債で、とうてい返済できるものでなく、一方的に赦され、債務無効にしてもらう他ないことを言っています。ここがキリスト信仰のはじまりです。まず、神が私たちを愛しあわれみ、キリストの十字架のゆえに、信じる者すべての負債、罪を赦してくださいました。そして、この恵みを土台として、今度は、私たちが人を赦すことが求められているのです。

2、人を赦すことの難しさ
 しかし、私たちはすぐ「人を赦すこと」の難しさに直面します。莫大な負債を赦されたしもべは、100デナリ(80万円)を貸している仲間に出合います。すると、しもべは、今しがた負債を免除してもらったことをすっかり忘れて借金を返すよう迫ります。猶予を懇願する仲間を赦さず、容赦なく牢屋にぶち込みました。自分が赦してもらった事実をすべて棚上げし、仲間の首を絞めるます。何と自分勝手で愚かでしょう。しかし、これが私たちの姿なのです。実際、「赦し」は、傷つきやすい私たちの人生で、大きな問題となっています。

3、キリストの模範
 父の御前に立たれる主は、十字架上で「彼らの罪を赦してください」と祈り、その清らかな心に、怒りや恨みが入ることを、決して許されませんでした。

わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか。  マタイ18:33

プログラム 時間 音声
前奏 0:41
賛美:天地(あめつち)こぞりて

0:44

交読:19 詩篇51 2:03
主の祈り 0:54
使徒信条 1:11
賛美2: たたえよ 救い主イエスを 2:24
聖書 マタイ18:21~35 2:47
賛美266: 罪 咎を許され 2:30

説教:我は罪の許しをを信ずⅡ

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 8:19

 





賛美404: 弟子となし給え 3:23
感謝の祈り 1:55
頌栄63: 父御子御霊の 1:30

 

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