H25.9.1主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「退けるべき誘惑」
聖書の箇所  「マタイ 4:1~11」 
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
4:1 さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。
4:2 そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。
4:3 すると試みる者がきて言った、「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」。
4:4 イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」。
4:5 それから悪魔は、イエスを聖なる都に連れて行き、宮の頂上に立たせて
4:6 言った、「もしあなたが神の子であるなら、下へ飛びおりてごらんなさい。『神はあなたのために御使たちにお命じになると、あなたの足が石に打ちつけられないように、彼らはあなたを手でささえるであろう』と書いてありますから」。
4:7 イエスは彼に言われた、「『主なるあなたの神を試みてはならない』とまた書いてある」。
4:8 次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて
4:9 言った、「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」。
4:10 するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。
4:11 そこで、悪魔はイエスを離れ去り、そして、御使たちがみもとにきて仕えた。

 荒野は、何もありません。だからこそ、神の声を聞くために人々は荒野に出て行き、断食し、全神経を研ぎ澄まして祈ります。荒野は最も純粋に神の声を聞くことが出来る場所なのです。しかし、同時にその場所には悪魔も待っていました。
1、石をパンに変えて見よ
 主は、空腹の極みにありました。悪魔は、「お前は神の子なのだから、これらの石をパンに変えることなど簡単なことだ。今、飢えた自分を救い、また飢えた人々に与えるなら、メシアの使命を容易に果たすことが出来る」と、魅力的な提案をしました。しかし、主は応じられず、申命記8章3節を引用して応えたのです。 「人はパンだけで生きるのではな<、神の口から出る「つ一つのことぱによる」(4)
申命記8章3節の背景は、モーセに率いられ出エジプトしたイスラエルの民が不信仰のゆえに荒野で40年さ迷った出来事です。彼らはパンのことで不平不満がいっぱいでした。そこで神は、彼らが思いもしなかった方法で食物を供給されました。40年間、荒野で、毎朝天から与えられるマナを収穫しながら、彼らは神がたしかに生きておられ、真実に顧みてくださることを経験したのです。人はパンだけで生きるのではない。
パンを与えてくださる神を知り神に信頼することが一番重要なことだと学んだのです。悪魔の誘惑は、パンを与えられる神との関係を抜きに、自力でパンを獲得することへの誘いです。悪魔は「あなたは父なる神にパンを祈り求めなさい」とは言わず、「自分の力で好きなように石をパンに変え、神の子としての実力を発揮したらどうか」と誘ったのです。人間の幸せが、神によって生かされている事実を無視し、人間の力で成り立つかのように思わせることに、誘惑者の明確な意図があるのです。それは、まさに、今日私たちの直面する誘惑です。神との関係を抜きにして、パンのことのみ求めさせようとし、神との関係において、自分の思いのまま神を利用しようとさせる悪魔の論理を見抜き、退けなければなりません。
「まず、神の国と神の義とを求めなさい。」(6:33)
 

サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある マタイ 4:10
プログラム 時間 音声
前奏 0:41
賛美:天地(あめつち)こぞりて

0:46

交読30: 詩篇96篇 1:58
主の祈り 0:54
使徒信条 1:10
賛美20: 主の真実はくしきかな 3:09
聖書 マタイ 4:1~11 1:46
賛美423: 村の小さき教会 2:41
説教:退けるべき誘惑

10:00

10:03

10:00

10:00

10:00

 7:30

聖餐式:しみも咎も 3:04
賛美458: 光の高地に 3:10
頌栄63: 父御子御霊の 1:28

 

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