H23.12.18 主日礼拝 (第4アドベント)

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
(・聖書をもっておられる方は、今日の聖書の箇所を開いて 読んでください。)
「題」        「キリスト誕生の場所」 
「聖書の箇所」  ルカ2:1~7

皇帝アウグストの勅令により、ヨセフは身重のマリアを伴って、ガリラヤのナザレからユダヤのベツレヘムまで旅をしました。ベツレヘムに滞在中、マリヤは月が満ち、初めての子を産み、布にくるみました。それは、家畜小屋での出産でした。
家畜小屋とは岩をくり抜いた洞穴であると言われ、飼い葉桶は石をくり抜いたもので冷たくごつごつしたものです。これが、救い主の誕生のために備えられた場所でした。
この貧しく、卑しくされた者としてのキリスト誕生の意味は何でしょうか。

1、貧しい人々のための福音
キリストの福音は、ユダヤ人という特別な人たちではなく、全ての人々のためのものです。生まれた御子を喜び礼拝した(クリスマスの意味はこのことです)のは、羊飼いたち(ルカ2章)であり、東の国の博士たち(マタイ2章)でした。彼らはユダヤ人から貧しくさげすまれた人々であり、卑しめられた異教徒でした。しかし、彼らこそ心貧しくへりくだって、救い主を切に渇き求めた人々でした。クリスマスは、このような人々によって祝われるのです。私たちは心貧しくなり、霊的な渇きが必要です。

2、キリストの十字架に繋がっている
「客間には彼らのいる余地がなかったからである」。(7)とあるように、家畜小屋での御子の誕生は、人々にキリストを迎える余地がなかったからでした。だれもが自分のことで一杯で、生まれられたキリストを閉め出したのです。「余地」は、誰でも作ろうと思えばできるのです。しかし、当時の人々はだれも生まれた御子を迎えず、自分の生活を守るために戦々恐々としていました。ヘロデは生まれた御子を殺そうとさえしたのです。この家畜小屋でのキリストの誕生は、後の十字架に結び付いています。
「彼は自分のところに来たのに、自分の民は彼を受け入れなかった。」(ヨハネ1:11) 

3、キリストを心の中に迎える
「しかし、彼を受け入れた者、すなわちその名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。」(ヨハネ1:12)
霊的な意味で、キリストは私に内住してくださいます。
その条件は「心砕けた」者となることです。飼い葉桶にも劣る貧しい卑しい者の心の内にも、御子は来て下さるのです。そして、そこを清め、光輝く礼拝の場としてくださいます。
貧しく卑しい汚れた自分を自覚し、謙って心砕け、生まれられた御子を心と生活の真ん中に迎えましょう。
 

礼拝式: 「客間には彼らのいる余地がなかったからである」 ルカ2:7
プログラム 時間 音声
前奏 0:32
賛美:天地こぞりて

0:50

交読:出エジプト20章 2:23
主の祈り 0:50
賛美:天(あめ)には栄え 2:48
聖書:ルカ2:1~7 0:59
賛美:荒野のはてに 3:30
説教:キリスト誕生の場所

6:40

賛美:みかむりをもなれは捨てて 2:47
頌栄:父御子御霊の 1:38

 

 

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