*聖書のお話し(バイブル・メッセージ)
「題」 「祝福された人」
聖書の箇所 「ルツ記 1:15~18」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
1:15 そこでナオミは言った、「ごらんなさい。あなたの相嫁は自分の民と自分の神々のもとへ帰って行きました。あなたも相嫁のあとについて帰りなさい」。
1:16 しかしルツは言った、「あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。
1:17 あなたの死なれる所でわたしも死んで、そのかたわらに葬られます。もし死に別れでなく、わたしがあなたと別れるならば、主よ、どうぞわたしをいくえにも罰してください」。
1:18 ナオミはルツが自分と一緒に行こうと、固く決心しているのを見たので、そのうえ言うことをやめた。
ルツ記は歴史と内容から見るなら士師記付録でありサムエル記の緒言です。特にダビデ家の起源を示すため挿入されました。(ルツはダビデの曾祖母)主人公ルツはモアプ民族の女性で選民イスラエルではありません。飢饉のためモアブに寄留していたエリメレクとナオミー家の息子と結婚し、ユダヤ人家庭に入りました。夫に先立たれたルツは信頼し敬愛する姑のナオミに従う決心をしてイスラエルに来ました。神様の不思議な摂理でボアズというエリメレク家の親族と再婚します。そのことを通し、ルツは救い主の系図の中に組み込まれていくのです。(マタイ1章)異邦人の女であるルツがメシアの系図の中に入ることは意義深く驚くべき事です。
また、ルツ記は苦難の人生を誠実に生き抜いた魅力的な女性たちの物語です。麗しい豊かな人間関係について教えています。ナオミ、ルツ、ボアズという人々が、その時代や民族、宗教の様々な枷(かせ)、枠組み、制限の中に生きて、それらを超えて素晴らしい麗しい魅力的な生き方をしています。この物語は今から3千年前の古代ユダヤの物語ですが、そこに展開される一家庭の物語は、現代の私たちに生き生きと語りかけ、神様が生きて働かれ世界の大きな神のご計画の中で用いられていくのです。
1、ナオミ
ルツに影響を与えた人柄と信仰。苦難の連続の中に神を見上げて生きました。
2、ルツ
夫の死後も姑ナオミに愛と忠実を尽くし 「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です」(16) と言ってイスラエル社会に入りました。ルツはナオミの人格に強く惹かれると共に、ナオミの人生の基盤が「主」を畏れる信仰にあることを認め、イスラエルの神を自分の主としました。そして、「そのかたわらに葬られます」(17)と言って身寄り一つない異国社会の中で生涯を終える決断します。ナオミのルツに対する愛と、ルツのナオミに対する敬慕と信頼は、神に対する自立した信仰を土台としつつ、互いを第一に思いやり、仕え合う麗しい交わりです。そのような一家庭を、神は、ご自身の大きな救いの計画の中に組み入れて用いられるのです。
プログラム | 時間 | 音声 |
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前奏 | 0:23 | |
賛美:天地(あめつち)こぞりて | 0:46 | |
交読18: 詩篇50篇 | 1:50 | |
主の祈り | 0:55 | |
賛美138: よろずのもの | 2:32 | |
聖書 ルツ記 1:15~18 | 0:59 | |
賛美136: 御霊よ降りて | 3:49 | |
説教:祝福された人 |
10:03 10:05 10:01 10:02 10:02 12:24 |
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賛美275: 信仰こそ | 3:28 | |
感謝の祈り(熊野兄) | 1:24 | |
頌栄63: 父御子御霊の | 1:38 |