題： 「すべては神様のもの」
聖書の箇所 「伝道者の書１２章１～２､７～８、１３～１４節」（旧約Ｐ.１１５３）
※聖書：新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

１ あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。
わざわいの日が来ないうちに、
また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。
２ 太陽と光、月と星が暗くなる前に、
また雨の後に雨雲が戻って来る前に。

７ 土のちりは元あったように地に帰り、
霊はこれを与えた神に帰る。
８ 空の空。伝道者は言う。すべては空。

13 結局のところ、
もうすべてが聞かされていることだ。
神を恐れよ。神の命令を守れ。
これが人間にとってすべてである。
14 神は、善であれ悪であれ、
あらゆる隠れたことについて、
すべてのわざをさばかれるからである。

１，あなたの創造者を覚えよ
１節「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また『何の喜びもない』という年月が近づく前に。」
私たちは神様に造られた存在であることを忘れてはいけません。自分自身が何のために存在しているのかがわからない者が、喜びのある人生を造り出すことなどできません。神様が私たちを、この世界を造られた目的、みこころを覚えることなしに、私たちの人生に本当の喜びが訪れることはありません。

２，空の空
７～８節「土のちりは元あったように地に帰り、霊はこれを与えた神に帰る。空の空。伝道者は言う。すべては空。」
この地上でどれだけの功績を実現したとしても、すべては地に帰り、無に帰します。だからといって、人生は空しいものではありません。すべてのものを創造されたのは神様です。神様は私たちに喜びを与えるためにこの世界を創造されました。この世界で生きることは、神様と喜びをともにするためです。

３，人間にとってのすべて
13 節「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」
神様を恐れ、神様の命令を守れとは、聖書の命令に従わなければ神様のさばきにあうと恐れおびえて生きることではありません。神様はご自分の愛に留まって生きよと命じられました。世界は神様の愛に満ちています。恐れ多い神様の愛を喜び、愛に守られて生きること。これが私たちにとってのすべてです。