題: 「神の国が近づいた」
聖書の箇所 「マルコの福音書1章14~15節」(新約P.65)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
14 ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べ伝えて言われた。
15 「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」
1,イエス様の宣教
14節「ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べ伝えて言われた。」
「宣べ伝え」は、国の重大な出来事を告げる王の布告を伝えるときに使われることばです。宣べ伝えられる内容は、起こるかどうかわからない予定や願望ではなく、王の権力によって確実に実現する出来事です。イエス様が地上に来られ、姿を現され、ご自分によって福音が実現したことを宣言されました。
2,神の国が近づいた
15節「時が満ち、神の国が近づいた。」
神の国は、私たちが努力して近づいていくものではありません。神様の恵みによって、神の国が私たちに近づき、招くのです。イエス様は神の御姿を捨てられ、ご自分を空しくされて私たちと同じ姿になられて、私たちに近づいてくださいました。イエス様の降臨という出来事が、私たちに対する福音です。
3,悔い改めて信じる
15節「悔い改めて福音を信じなさい。」
「悔い改め」とは方向転換のことです。いつも私たちは、自分自身の思いが中心にあります。その私たちの向きを変えるため、神様は恵みが中心となるようにと語られます。「時が満ち」も、私たちの準備ではなく、神様の準備が整ったということです。必要はイエス様によってすべて備えられました。福音を信じて受け入れましょう。