「題」 「祈りを聞かれるお方」
聖書の箇所 「出エジプト記17章8~16節」(旧約P.130)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
8 さて、アマレクが来て、レフィディムでイスラエルと戦った。
9 モーセはヨシュアに言った。「男たちを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。私は明日、神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」
10 ヨシュアはモーセが言ったとおりにして、アマレクと戦った。モーセとアロンとフルは丘の頂に登った。
11 モーセが手を高く上げているときは、イスラエルが優勢になり、手を下ろすとアマレクが優勢になった。
12 モーセの手が重くなると、彼らは石を取り、それをモーセの足もとに置いた。モーセはその上に腰掛け、アロンとフルは、一人はこちらから、一人はあちらから、モーセの手を支えた。それで彼の両手は日が沈むまで、しっかり上げられていた。
13 ヨシュアは、アマレクとその民を剣の刃で討ち破った。
14 主はモーセに言われた。「このことを記録として文書に書き記し、ヨシュアに読んで聞かせよ。わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去る。」
15 モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシと呼び、
16 そして言った。「主の御座の上にある手。主は代々にわたりアマレクと戦われる。」
1、祈りが勝利の鍵
10~11 節「ヨシュアはモーセが言ったとおりにして、アマレクと戦った。モーセとアロンとフルは丘の頂に登った。モーセが手を高く上げているときは、イスラエルが優勢になり、手を下ろすとアマレクが優勢になった。」
イスラエルの戦いの動向は、モーセが手を上げているか下ろしているかにかかっていました。手を上げることは祈りの姿勢です。神様は祈りによって働かれ、イスラエルに力を与えられました。
2、祈る共同体の中に臨在される主
12 節「モーセの手が重くなると、彼らは石を取り、それをモーセの足もとに置いた。モーセはその上に腰掛け、アロンとフルは、一人はこちらから、一人はあちらから、モーセの手を支えた。それで彼の両手は日が沈むまで、しっかり上げられていた。」
イエス様は「二人か三人がわたしの名において集まっているところには、わたしもその中にいるのです」(マタイの福音書18 章20 節)と語られました。心を合わせて祈る者たちの中に、主の力は現されます。
3、主は戦われる
15~16 節「モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシと呼び、そして言った。『主の御座の上にある手。主は代々にわたりアマレクと戦われる。』」
「アドナイ・ニシ」口語訳聖書では「主はわが旗」と訳されています。それは主が戦われて勝利されたという信仰の旗印です。主は私たちのために代々にわたり戦われ、勝利の力を得させてくださいます。その勝利を受け取るのは、信仰による祈りの手です。