R3.3.7 主日礼拝

「題」 「天の財産を預かる
聖書の箇所 「マタイの福音書25章14~30節 」(新約P.53)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
14 天の御国は、旅に出るにあたり、自分のしもべたちを呼んで財産を預ける人のようです。
15 彼はそれぞれその能力に応じて、一人には五タラント、一人には二タラント、もう一人には一タラントを渡して旅に出かけた。するとすぐに、
16 五タラント預かった者は出て行って、それで商売をし、ほかに五タラントをもうけた。
17 同じように、二タラント預かった者もほかに二タラントをもうけた。
18 一方、一タラント預かった者は出て行って地面に穴を掘り、主人の金を隠した。
19 さて、かなり時がたってから、しもべたちの主人が帰って来て彼らと清算をした。
20 すると、五タラント預かった者が進み出て、もう五タラントを差し出して言った。『ご主人様。私に五タラント預けてくださいましたが、ご覧ください、私はほかに五タラントをもうけました。』
21 主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
22 二タラントの者も進み出て言った。『ご主人様。私に二タラント預けてくださいましたが、ご覧ください、ほかに二タラントをもうけました。』
23 主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
24 一タラント預かっていた者も進み出て言った。『ご主人様。あなた様は蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集める、厳しい方だと分かっていました。
25 それで私は怖くなり、出て行って、あなた様の一タラントを地の中に隠しておきました。ご覧ください、これがあなた様の物です。』
26 しかし、主人は彼に答えた。『悪い、怠け者のしもべだ。私が蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集めると分かっていたというのか。
27 それなら、おまえは私の金を銀行に預けておくべきだった。そうすれば、私が帰って来たとき、私の物を利息とともに返してもらえたのに。
28 だから、そのタラントを彼から取り上げて、十タラント持っている者に与えよ。
29 だれでも持っている者は与えられてもっと豊かになり、持っていない者は持っている物までも取り上げられるのだ。
30 この役に立たないしもべは外の暗闇に追い出せ。そこで泣いて歯ぎしりするのだ。』

1、天の財産を預かる
14 節「天の御国は、旅に出るにあたり、自分のしもべたちを呼んで財産を預ける人のようです。」
わたしたちは数え切れないほどの天からの恵みに満たされています。自分自身のものは何一つありません。すべては主のものです。そして、主はわたしたちを信頼され、お互いが主の恵みを活用して豊かになることを願い、天の財産をわたしたちに預けられます。

2、良い忠実なしもべ
23 節「主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』」
「忠実な」とは「信じている」という意味もあります。1タラントは6000 日分の賃金に相当します。それを「わずかな物」と言い切るほどに、主は豊かなお方です。自分の力ではなく、主の豊かさを信じて恵みを活用する者を主は喜ばれ、さらに豊かに恵みに満たしてくださいます。

3、恵みを知らないしもべ
26 節「しかし、主人は彼に答えた。『悪い、怠け者のしもべだ。私が蒔かなかったところから刈り取り、散らさなかったところからかき集めると分かっていたというのか。』」
「怠け者」は臆病な者とも訳せます。悪いしもべと呼ばれたこの人は、主人の愛と恵みを分かっていませんでした。それで失敗を恐れて臆病になり、預かった財産を隠してしまいました。主の愛と恵みを知り、主の豊かさを信じて失敗を恐れず大胆に生きるなら、わたしたちの信仰はより大きく成長します。

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