H30.6.24主日礼拝

「題」 「神様の知恵
聖書の箇所 「列王紀上3章16~28節」
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用
3:16 さて、ふたりの遊女が王のところにきて、王の前に立った。
3:17 ひとりの女は言った、「ああ、わが主よ、この女とわたしとはひとつの家に住んでいますが、わたしはこの女と一緒に家にいる時、子を産みました。
3:18 ところがわたしの産んだ後、三日目にこの女もまた子を産みました。そしてわたしたちは一緒にいましたが、家にはほかにだれもわたしたちと共にいた者はなく、ただわたしたちふたりだけでした。
3:19 ところがこの女は自分の子の上に伏したので、夜のうちにその子は死にました。
3:20 彼女は夜中に起きて、はしための眠っている間に、わたしの子をわたしのかたわらから取って、自分のふところに寝かせ、自分の死んだ子をわたしのふところに寝かせました。
3:21 わたしは朝、子に乳を飲ませようとして起きて見ると死んでいました。しかし朝になってよく見ると、それはわたしが産んだ子ではありませんでした」。
3:22 ほかの女は言った、「いいえ、生きているのがわたしの子です。死んだのはあなたの子です」。初めの女は言った、「いいえ、死んだのがあなたの子です。生きているのはわたしの子です」。彼らはこのように王の前に言い合った。

3:23 この時、王は言った、「ひとりは『この生きているのがわたしの子で、死んだのがあなたの子だ』と言い、またひとりは『いいえ、死んだのがあなたの子で、生きているのはわたしの子だ』と言う」。
3:24 そこで王は「刀を持ってきなさい」と言ったので、刀を王の前に持ってきた。
3:25 王は言った、「生きている子を二つに分けて、半分をこちらに、半分をあちらに与えよ」。
3:26 すると生きている子の母である女は、その子のために心がやけるようになって、王に言った、「ああ、わが主よ、生きている子を彼女に与えてください。決してそれを殺さないでください」。しかしほかのひとりは言った、「それをわたしのものにも、あなたのものにもしないで、分けてください」。
3:27 すると王は答えて言った、「生きている子を初めの女に与えよ。決して殺してはならない。彼女はその母なのだ」。
3:28 イスラエルは皆王が与えた判決を聞いて王を恐れた。神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである。

1、謙遜に聞く
 16節「さて、ふたりの遊女が王のところにきて、王の前に立った」。
王の前に立つとは、裁判が行われるということです。2人の言い分は、どちらかが嘘を言っているのは明らかなのですが、ソロモン王は2人の言い分を公平に聞きました。
ソロモンは自分自身の考えで判断をくだそうとしませんでした。また、感傷的にもならないで、2人の言い分を妨げることもしませんでした。ソロモンは神様の知恵を自分の能力とせず、謙遜であり続けました。

2、正しい者を生かす力
 26節「すると生きている子の母である女は、その子のために心がやけるようになって、王に言った、『ああ、わが主よ、生きている子を彼女に与えてください。決してそれを殺さないでください』」
ソロモンがくだした「子を二つに分ける」という判決により、本物の母親の愛が明らかにされ、誰の目にも結論が明らかにされます。
神様の知恵は、偽りを明らかにし、正しい者を守り生かす、驚くべき力があります。

3、神様の栄光があらわされる
 28節「イスラエルは皆王が与えた判決を聞いて主を恐れた。神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである」。
イスラエルはソロモンに驚嘆したのではなく、主を恐れました。ソロモンは自分のためのことを求めず、知恵を求めたことで、神様の栄光を現わす者とされました。わたしたちも、神様の知恵である十字架の救いを証しし、神様の栄光を現わす者とされましょう。

 

 

 

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