R7.8.10 礼拝式

題: 「将軍の病のいやし」
聖書の箇所 「列王記 第二 5章1~14節 」(旧約P.657)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 アラムの王の軍の長ナアマンは、その主君に重んじられ、尊敬されていた。それは、主が以前に、彼を通してアラムに勝利を与えられたからであった。この人は勇士であったが、ツァラアトに冒されていた。
2 アラムはかつて略奪に出たとき、イスラエルの地から一人の若い娘を捕らえて来ていた。彼女はナアマンの妻に仕えていた。
3 彼女は女主人に言った。「もし、ご主人様がサマリアにいる預言者のところに行かれたら、きっと、その方がご主人様のツァラアトを治してくださるでしょう。」
4 そこで、ナアマンはその主君のところに行き、イスラエルの地から来た娘がこれこれのことを言いました、と告げた。
5 アラムの王は言った。「行って来なさい。私がイスラエルの王に宛てて手紙を送ろう。」そこで、ナアマンは、銀十タラントと金六千シェケルと晴れ着十着を持って出かけた。
6 彼はイスラエルの王宛ての次のような手紙を持って行った。「この手紙があなたに届きましたら、家臣のナアマンをあなたのところに送りましたので、彼のツァラアトを治してくださいますように。」
7 イスラエルの王はこの手紙を読むと、自分の衣を引き裂いて言った。「私は殺したり、生かしたりすることのできる神であろうか。この人はこの男を送って、ツァラアトを治せと言う。しかし、考えてみよ。彼は私に言いがかりをつけようとしているのだ。」
8 神の人エリシャは、イスラエルの王が衣を引き裂いたことを聞くと、王のもとに人を遣わして言った。「あなたはどうして衣を引き裂いたりなさるのですか。その男を私のところによこしてください。そうすれば、彼はイスラエルに預言者がいることを知るでしょう。」
9 こうして、ナアマンは馬と戦車でやって来て、エリシャの家の入り口に立った。
10 エリシャは、彼に使者を遣わして言った。「ヨルダン川へ行って七回あなたの身を洗いなさい。そうすれば、あなたのからだは元どおりになって、きよくなります。」
11 しかしナアマンは激怒して去り、そして言った。「何ということだ。私は、彼がきっと出て来て立ち、彼の神、主の名を呼んで、この患部の上で手を動かし、ツァラアトに冒されたこの者を治してくれると思っていた。
12 ダマスコの川、アマナやパルパルは、イスラエルのすべての川にまさっているではないか。これらの川で身を洗って、私がきよくなれないというのか。」こうして、彼は憤って帰途についた。
13 そのとき、彼のしもべたちが近づいて彼に言った。「わが父よ。難しいことを、あの預言者があなたに命じたのでしたら、あなたはきっとそれをなさったのではありませんか。あの人は『身を洗ってきよくなりなさい』と言っただけではありませんか。」
14 そこで、ナアマンは下って行き、神の人が言ったとおりに、ヨルダン川に七回身を浸した。すると彼のからだは元どおりになって、幼子のからだのようになり、きよくなった。

1,ツァラアトに冒されていた将軍
3節「彼女は女主人に言った。『もし、ご主人様がサマリアにいる預言者のところに行かれたら、きっと、その方がご主人様のツァラアトを治してくださるでしょう。』」
ナアマンは主君に尊敬されるほどの将軍でしたが、難病に悩まされていました。しかし略奪により奴隷となった少女が、サマリヤの預言者が治してくれると告げます。神様の働きは小さなところから始まります。

2,王と将軍の思い違い
5節「アラムの王は言った。『行って来なさい。私がイスラエルの王に宛てて手紙を送ろう。』そこで、ナアマンは、銀十タラントと金六千シェケルと晴れ着十着を持って出かけた。」
ナアマンは、アラム王の手紙と多くの貢ぎ物を持って、イスラエルに出かけます。難病を治してもらえる働きに報いようと思ったのでしょう。しかし神様の働きは、決して人が報いることができないほど、とても大きなものです。王と将軍はそのことがわかっていませんでした。

3,将軍の心が変えられる
13節「そのとき、彼のしもべたちが近づいて彼に言った。『わが父よ。難しいことを、あの預言者があなたに命じたのでしたら、あなたはきっとそれをなさったのではありませんか。あの人は『身を洗ってきよくなりなさい』と言っただけではありませんか。」
エリシャは直接ナアマンに会わずに、死者を通してきよめの方法を告げます。将軍は激怒しますが、彼のしもべたちの進言に心が変えられ、エリシャの言葉に従いきよめられます。神様のみことばを信じてその身を委ねるなら、きよめられて神様の栄光が現されます。

 

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