R7.8.3 礼拝・聖餐式

題: 「空の器」
聖書の箇所 「列王記第二4章1~7節」(旧約P.653)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 預言者の仲間の妻の一人がエリシャに叫んで言った。「あなたのしもべである私の夫が死にました。ご存じのように、あなたのしもべは主を恐れていました。ところが、債権者が来て、私の二人の子どもを自分の奴隷にしようとしています。」
2 エリシャは彼女に言った。「何をしてあげようか。私に話しなさい。あなたには、家の中に何があるのか。」彼女は答えた。「はしためには、家の中に何もありません。ただ、油の壺一つしかありません。」
3 すると、彼は言った。「外に行って、近所の皆から、器を借りて来なさい。空の器を。それも、一つや二つではいけません。
4 家に入ったら、あなたと子どもたちの背後の戸を閉めなさい。そしてすべての器に油を注ぎ入れなさい。いっぱいになったものは、わきに置きなさい。」
5 そこで、彼女は彼のもとから去って行き、彼女と子どもたちが入った背後の戸を閉めた。そして、子どもたちが次々と自分のところに持って来る器に油を注ぎ入れた。
6 器がどれもいっぱいになったので、彼女は子どもの一人に言った。「もっと器を持って来なさい。」その子どもが彼女に、「もう器はありません」と言うと、油は止まった。
7 彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言った。「行ってその油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」

1,神様に打ち明ける
2節「エリシャは彼女に言った。『何をしてあげようか。私に話しなさい。あなたには、家の中に何があるのか。』彼女は答えた。『はしためには、家の中に何もありません。ただ、油の壺一つしかありません。』」
「私に話しなさい」とは、神様に打ち明けなさいという意味です。それに対して「何もありません」と答えます。神様は何もない者を豊かに満たすことのできるお方と信じる、信仰の応答です。

2,空の器
3~4節「すると彼は言った。『外に行って、近所の皆から、器を借りて来なさい。空の器を。それも、一つや二つではいけません。家に入ったら、あなたと子どもたちの背後の戸を開めなさい。そしてすべての器に油を注ぎ入れなさい。いっばいになったものは、わきに置きなさい。』」
私たちは何か有益なものをもつ器でありたいと願いますが、神様のみこころは異なります。神様の恵みに満たされるためには、空の器であることが必要です。それも、一つや二つではいけないと言われます。

3,神様を信じて従う
5~ 6節「そこで、彼女は彼のもとから去って行き、彼女と子どもたちが入った背後の戸を開めたもそして、子どもたちが次々と自分のところに持って来る器に油を注ぎ入れた。器がどれもいつばいになったので、彼女は子どもの一人に言った。『もっと器を持ってきなさい』その子どもが彼女に、『もう器はありません』と言うと、油は止まった。」
エリシャに助けを求めた女性は、無からいのちを生み出される神様を信じて、エリシャの言葉に従います。神様が用いることのできない器はありません。神様を信じて、その身を献げましょう。

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