R7.3.30 礼拝式

題: 「本当の強さ」
聖書の箇所 「ルカの福音書23章13~25節」(新約P.169)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
13 ピラトは、祭司長たちと議員たち、そして民衆を呼び集め、
14 こう言った。「おまえたちはこの人を、民衆を惑わす者として私のところに連れて来た。私がおまえたちの前で取り調べたところ、おまえたちが訴えているような罪は何も見つからなかった。
15 ヘロデも同様だった。私たちにこの人を送り返して来たのだから。見なさい。この人は死に値することを何もしていない。
16 だから私は、むちで懲らしめたうえで釈放する。」
18 しかし彼らは一斉に叫んだ。「その男を殺せ。バラバを釈放しろ。」
19 バラバは、都に起こった暴動と人殺しのかどで、牢に入れられていた者であった。
20 ピラトはイエスを釈放しようと思って、再び彼らに呼びかけた。
21 しかし彼らは、「十字架だ。十字架につけろ」と叫び続けた。
22 ピラトは彼らに三度目に言った。「この人がどんな悪いことをしたというのか。彼には、死に値する罪が何も見つからなかった。だから私は、むちで懲らしめたうえで釈放する。」
23 けれども、彼らはイエスを十字架につけるように、しつこく大声で要求し続けた。そして、その声がいよいよ強くなっていった。
24 それでピラトは、彼らの要求どおりにすることに決めた。
25 すなわち、暴動と人殺しのかどで牢に入れられていた男を願いどおりに釈放し、他方イエスを彼らに引き渡して好きなようにさせた。

1,罪は何も見つからなかった
14~16節「おまえたちはこの人を、民衆を惑わす者として私のところに連れて来た。私がおまえたちの前で取り調べたところ、おまえたちが訴えているような罪は何も見つからなかった。ヘロデも同様だった。私たちにこの人を送り返して来たのだから。見なさい。この人は死に値することを何もしていない。だから私は、むちで懲らしめたうえで釈放する。」
ピラトはイエス様を取り調べた結果、議員や民衆の前で、罪は何も見つからなかったと宣言します。ただし、完全な無罪放免ではなく、むちで懲らしめたうえで釈放すると告げます。

2,群集心理
18~19節「しかし彼らは一斉に叫んだ。『その男を殺せ。バラバを釈放しろ。』バラバは、都に起こった暴動と人殺しのかどで、牢に入れられていた者であった。」
正式な裁判であれば、裁判長が判決を出せば、他の人が何を言っても判決が変わることはありません。しかし民衆はピラトの判決を受け入れず、囚人バラバを釈放してでもイエス様を処刑せよと声を上げます。

3,本当の強さ
23~24節「けれども、彼らはイエスを十字架につけるように、しつこく大声で要求し続けた。そして、その声がいよいよ強くなっていった。それでピラトは、彼らの要求どおりにすることに決めた。」
当時、ローマ帝国は世界最強の権力を握っていましたが、ピラトの三度の釈放宣言を、民衆の声がはねのけます。しかし最も強いのは、この世の権力でも、大勢の声でもなく、すべての罪を無言で背負い、十字架によってすべての罪を打ち消されたイエス様です。

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