R6.12.1 創立記念礼拝・聖餐式

題: 「恵まれた人」
聖書の箇所 「ルカの福音書1章26~38節」(新約P.107)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
26 さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。
27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。
28 御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
29 しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
30 すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。
31 見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
32 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」
34 マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」
35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。
36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。
37 神にとって不可能なことは何もありません。」
38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。

1,恵まれた人
28~29節「御使いは入って来ると、マリアに言った。『おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。』しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。」
恵まれた人とは、神様の恵みを受け取ることのできる人です。マリアは、なぜ自分に、何のために名のある御使いガブリエルが現れたのかわからず、ひどく戸惑いました。しかし彼女はありえないことと拒まずに、御使いが語られた言葉を受け止めようとします。

2,神様に不可能なことはない
36~37節「見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六ヶ月です。神にとって不可能なことは何もありません。』」
「どうしてそのようなことが」とのマリアの言葉に、御使いはエリサベツに起きた出来事を通して「神にとって不可能なことは何もありません」と信仰に導きます。神様が語られたみことばは、必ず語られた通りに成し遂げられます(イザヤ書55章10~11節 )。

3,おことばどおり、この身になりますように
38節「マリアは言った。『ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。』すると、御使いは彼女から去って行った。」
マリアはその身を神様に献げる決心をします。それは、神の御子が私たちの救いのため、天の御位を捨てて地上に来られた恵みを受け入れるためです。マリアの信仰により、神様の恵みがこの世に現されました。私たちも、信仰によって恵みを現す人となることができます。

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