題: 「神様を慕い生きる」
聖書の箇所 「ルカの福音書17章11~19節」(新約P.153)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
11 さて、イエスはエルサレムに向かう途中、サマリアとガリラヤの境を通られた。
12 ある村に入ると、ツァラアトに冒された十人の人がイエスを出迎えた。彼らは遠く離れたところに立ち、
13 声を張り上げて、「イエス様、先生、私たちをあわれんでください」と言った。
14 イエスはこれを見て彼らに言われた。「行って、自分のからだを祭司に見せなさい。」すると彼らは行く途中できよめられた。
15 そのうちの一人は、自分が癒やされたことが分かると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、
16 イエスの足もとにひれ伏して感謝した。彼はサマリア人であった。
17 すると、イエスは言われた。「十人きよめられたのではなかったか。九人はどこにいるのか。
18 この他国人のほかに、神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。」
19 それからイエスはその人に言われた。「立ち上がって行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」
1,ツァラアトに冒された人
12~13節「ある村に入ると、ツァラアトに冒された住人の人がイエスを出迎えた。彼らは遠く離れたところに立ち、声を張り上げて、『イエス様、先生、私たちをあわれんでください』と言った。」
ユダヤの律法に基づき、ツァラトに冒された人は隔離されていました。イエス様は自らその村に入られました。彼らはイエス様に近づくことができず、遠く離れたところからイエス様にあわれみを求めました。
2,イエス様に感謝した人
14~16節「イエスはこれを見て彼らに言われた。『行って、自分のからだを祭司に見せなさい。』すると彼らは行く途中できよめられた。そのうちの一人は、自分が癒やされたことが分かると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。」
ツァラアトに冒されているかどうかの診断は、祭司が行うことに決められていました。まだ癒やされていませんでしたが、イエス様が言われたことに従って行動すると、彼らは途中できよめられました。そのうちの一人が、引き返してイエス様にひれ伏して感謝します。
3,神様を慕い生きる
17~18節「すると、イエスは言われた。『十人きよめられたのではなかったか。九人はどこにいるのか。この他国人のほかに、神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。』」
ツァラアトに冒された十人とも、イエス様に対する信仰によって癒やされました。ところがイエス様から「あなたの信仰があなたを救った」といわれた人は一人だけでした。苦難のときだけでなく、常に神様を慕い求め、感謝に満たされて生きる者はなんとさいわいなことでしょう。