R6.11.10 礼拝式

題: 「失望せず祈る」
聖書の箇所 「ルカの福音書書18章1~8節」(新約P.154)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 いつでも祈るべきで、失望してはいけないことを教えるために、イエスは弟子たちにたとえを話された。
2 「ある町に、神を恐れず、人を人とも思わない裁判官がいた。
3 その町に一人のやもめがいたが、彼のところにやって来ては、『私を訴える人をさばいて、私を守ってください』と言っていた。
4 この裁判官はしばらく取り合わなかったが、後になって心の中で考えた。『私は神をも恐れず、人を人とも思わないが、
5 このやもめは、うるさくて仕方がないから、彼女のために裁判をしてやることにしよう。そうでないと、ひっきりなしにやって来て、私は疲れ果ててしまう。』」
6 主は言われた。「不正な裁判官が言っていることを聞きなさい。
7 まして神は、昼も夜も神に叫び求めている、選ばれた者たちのためにさばきを行わないで、いつまでも放っておかれることがあるでしょうか。
8 あなたがたに言いますが、神は彼らのため、速やかにさばきを行ってくださいます。だが、人の子が来るとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」

1,失望せずに祈る
1節「いつでも祈るべきで、失望してはいけないことを教えるために、イエスは弟子たちにたとえを話された。」
17章後半で、イエス様は弟子たちに終わりの日の出来事を教えておられます。18章1節は、その続きと読み取れます。失望せずに祈るべきとイエス様が語られたのは、イエス様が再び来られて悪を滅ぼされることを信じ続けて、失望しないで祈りなさいということです。

2,裁判官の心変わり
4~5節「この裁判官はしばらく取り合わなかったが、後になって心の中で考えた。『私は神を恐れず、人を人とも思わないが、このやもめは、うるさくて仕方がないから、彼女のために裁判をしてやることにしよう。そうでないと、ひっきりなしにやって来て、私は疲れ果ててしまう。』」
神を恐れず、人を人とも思わない人が裁判官であるとは、絶望的と思ってしまいそうになる状況です。しかし無力と思われるやもめは、願い続けることで状況をひっくり返し、裁判が行われることになりました。失望せずに祈るなら、チャンスをつかむことができるのです。

3,人の子が来るとき
8節「あなたがたに言いますが、神は彼らのため、速やかにさばきを行ってくださいます。だが、人の子が来るとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」
神様が悪を放置されたままということはありません。信じる者たちのために、最後の審判は必ず行われます。神の国は必ず実現します。私たちはやもめのように神の国の到来を信じ、求め続けているでしょうか。神の国のために失望せず祈り続けましょう。

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