R6.8.18 礼拝式

題: 「悪しきものからの解放」
聖書の箇所 「ルカの福音書8章26~39節」(新約P.128)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
26 こうして彼らは、舟で、ガリラヤの反対側にあるゲラサ人の地に着いた。
27 イエスが陸に上がられると、その町の者で、悪霊につかれている男がイエスを迎えた。彼は長い間、服を身に着けず、家に住まないで墓場に住んでいた。
28 彼はイエスを見ると叫び声をあげ、御前にひれ伏して大声で言った。「いと高き神の子イエスよ、私とあなたに何の関係があるのですか。お願いです。私を苦しめないでください。」
29 それは、イエスが汚れた霊に、この人から出て行くように命じられたからであった。汚れた霊はこの人を何回も捕らえていた。それで彼は鎖と足かせでつながれて監視されていたが、それらを断ち切っては、悪霊によって荒野に駆り立てられていた。
30 イエスが「おまえの名は何か」とお尋ねになると、彼は「レギオンです」と答えた。悪霊が大勢彼に入っていたからである。
31 悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行けと自分たちにお命じにならないようにと懇願した。
32 ちょうど、そのあたりの山に、たくさんの豚の群れが飼われていたので、悪霊どもは、その豚に入ることを許してくださいと懇願した。イエスはそれを許された。
33 悪霊どもはその人から出て、豚に入った。すると豚の群れは崖を下って湖へなだれ込み、おぼれて死んだ。
34 飼っていた人たちは、この出来事を見て逃げ出し、町や里でこのことを伝えた。
35 人々は、起こったことを見ようと出て来た。そしてイエスのところに来て、イエスの足もとに、悪霊の去った男が服を着て、正気に返って座っているのを見た。それで恐ろしくなった。
36 見ていた人たちは、悪霊につかれていた人がどのように救われたか、人々に知らせた。
37 ゲラサ周辺の人々はみな、イエスに、自分たちのところから出て行ってほしいと願った。非常な恐れに取りつかれていたからであった。それで、イエスが舟に乗って帰ろうとされると、
38 悪霊が去ったその人は、お供をしたいとしきりに願った。しかし、イエスはこう言って彼を帰された。
39 「あなたの家に帰って、神があなたにしてくださったことをすべて、話して聞かせなさい。」それで彼は立ち去って、イエスが自分にしてくださったことをすべて、町中に言い広めた。

1,神様と無関係な生き方
28節「彼はイエスを見ると叫び声をあげ、御前にひれ伏して大声で言った。『いと高き神の子イエスよ、私とあなたに何の関係があるのですか。お願いです。私を苦しめないでください。』」
悪霊はイエス様をひれ伏すべき方と認めています。しかし、イエス様との関係を認めようとしません。悪の心は神様を認めながら、神様と無関係に生きることを願うのです。

2,悪霊に命じる権威
30節「イエスが『おまえの名は何か』とお尋ねになると、彼は『レギオンです』と答えた。悪霊が大勢彼に入っていたからである。」
汚れた霊は、名を「レギオン」と答えます。レギオンはローマ軍隊の一軍団で、それだけ強大な力を持つという意味です。しかし、この世のどれだけ大きな力も、死の力さえも、イエス様による権威と救いを妨げることはできません。

3,正気に戻り家に帰る
38~39節「悪霊が去ったその人は、お供をしたいとしきりに願った。しかし、イエスはこう言って彼を帰された。『あなたの家に帰って、神があなたにしてくださったこ

とをすべて、話して聞かせなさい。』それで彼は立ち去って、イエスが自分にしてくださったことをすべて、町中に言い広めた。」
悪霊につかれていて、家に住むことができなくなっていた人が、イエス様によって悪から解放されて正気に返ります。そして新しい使命を受けて家に帰ることができました。イエス様は悪に支配されている人を正しい人に造り変えることのできるお方です。

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