R5.4.30 礼拝式

「題」 「聖書が語る人の罪」
聖書の箇所 「創世記3章1~7節」(旧約P.4)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
1 さて蛇は、神である主が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。「園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。」
2 女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。
3 しかし、園の中央にある木の実については、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と神は仰せられました。」
4 すると、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。
5 それを食べるそのとき、目が開かれて、あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです。」
6 そこで、女が見ると、その木は食べるのに良さそうで、目に慕わしく、またその木は賢くしてくれそうで好ましかった。それで、女はその実を取って食べ、ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた。
7 こうして、ふたりの目は開かれ、自分たちが裸であることを知った。そこで彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちのために腰の覆いを作った。

1、蛇の誘惑
1節「さて蛇は、神である主が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。『園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。』」
蛇は、わざと神様が語られたことばと違う内容を伝えます。神様が禁じられたのは善悪の知識の木だけでしたが、蛇は神様が厳しいお方であるかのようなイメージを伝え、神様と人との信頼関係を崩そうとします。

2、自己中心という問題
6節「そこで、女が見ると、その木は食べるのに良さそうで、目に慕わしく、またその木は賢くしてくれそうで好ましかった。それで、女はその実を取って食べ、ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた。』」
聖書が語る「罪」は、私たちを造られた神様から離れてしまう状態のことを言います。すべてにおいて正しい神様から離れた「罪」の状態は、何が正しいかわからないまま、自分の判断が人生の中心となり、間違った道に進んでしまうようになるのです。

3、罪の結果
7節「こうして、ふたりの目は開かれ、自分たちが裸であることを知った。そこで彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちのために腰の覆いを作った。」
男と女は、蛇の言う通りに善悪を知る者となりました。その結果、自分たちが神様から離れては何一つもっていない裸の存在であることを知りました。それでも人は神様に救いを求めず、かえって神様から身を隠し、罪の中に留まってしまいます。その罪の中にいるすべての人を尋ね出して救うため、イエス様は地上に来られたのです。

 

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