「題」 「キリストの香り」
聖書の箇所 「コリント人への手紙第二 2章14~17節」(新約P.357)
※聖書:新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会
14 しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。
15 私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。
16 滅びる人々にとっては、死から出て死に至らせる香りであり、救われる人々にとっては、いのちから出ていのちに至らせる香りです。このような務めにふさわしい人は、いったいだれでしょうか。
17 私たちは、多くの人たちのように、神のことばに混ぜ物をして売ったりせず、誠実な者として、また神から遣わされた者として、神の御前でキリストにあって語るのです。
1、キリストによる凱旋
14 節「しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。」
ローマ軍が戦争に勝利して凱旋するとき、至るところで勝利を記念する香が焚かれました。そのことを念頭にパウロは、神様はいつでも、クリスチャンを勝利者として加えてくださり、キリストの救いを伝えるために用いてくださると語ります。
2、キリストの香り
15 節「私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。」
「芳しい香り」は全焼のささげ物のときに立ち上る香りです。キリストは私たちの罪のあがないのため、全焼のささげ物として十字架にかかられました。十字架の救いに生きる者は、キリストの愛に満たされ、キリストの香りを放つ者となるのです。
3、誠実な者として語る
17 節「私たちは、多くの人たちのように、神のことばに混ぜ物をして売ったりせず、誠実な者として、また神から遣わされた者として、神の御前でキリストにあって語るのです。」
キリストは私たちを純粋に愛し、すべてを献げ尽くされました。私たちは行いによらず、ただ神様の愛と恵みによって救われました。自分のことを思うなら、キリストを伝えることはできません。すべてを神様に委ねて、純粋に神様の恵みを語りましょう。