「題」 「知識のはじめ」
聖書の箇所 「箴言1章7節 」
(日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
1:7主を恐れることは知識のはじめである、
愚かな者は知恵と教訓を軽んじる。
1、主を知る
7節「主を恐れることは知識のはじめである」。
聖書は神様のご性質を様々なことばで表現していますが、最も大切な
のは、神様がわたしたちの「主」であることを知ることです。「主と訳さ
れたことばは、特別なことばが使われています。それは、神様が特別で、
唯一なお方、人とは異なる創造主であり、永遠にわたしたちの主として、
すべてに責任をもってくださるお方という意味です。
2、主を恐れる
7節「主を恐れることは知識のはじめである」。
「恐れる」ということばの意味は、わたしたち人とは異なる、超越さ
れたお方が、わたしたちを愛し、犠牲を払ってまで救ってくださるとい
う恵みに対して、どうしてそこまでしてくださるのかという恐れです。
主の恵みを知るとき、自分自身の罪の姿を知り、それにもかかわらず
愛してくださる主を知り、主を恐れずにはいられなくなるのです。
3、知識のはじめ
7節「主を恐れることは知識のはじめである」。
「はじめ」と訳されていることばは、最初、初歩という意味ではあり
ません。「頭」「代表」という意味をもつことばです。
主を恐れることがなければ、自分自身が主となり、自分がすべての責
任者となります。しかし、誰が自分自身と、自分に関わる出来事のすべ
てに責任をもつことができるでしょうか。
主を知ること、主を恐れることを知識のはじめとし、主の愛と恵みを
信じて、すべてを主に委ねる人生を歩めることはさいわいです。