H27.10.11主日礼拝

*聖書のお話し(バイブル・メッセージ) 「題」 「死後への備え」
聖書の箇所 「ルカ 16:19~31」 (日本聖書協会:口語訳聖書より引用)
16:19 ある金持がいた。彼は紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮していた。
16:20 ところが、ラザロという貧乏人が全身でき物でおおわれて、この金持の玄関の前にすわり、
16:21 その食卓から落ちるもので飢えをしのごうと望んでいた。その上、犬がきて彼のでき物をなめていた。
16:22 この貧乏人がついに死に、御使たちに連れられてアブラハムのふところに送られた。金持も死んで葬られた。
16:23 そして黄泉にいて苦しみながら、目をあげると、アブラハムとそのふところにいるラザロとが、はるかに見えた。
16:24 そこで声をあげて言った、『父、アブラハムよ、わたしをあわれんでください。ラザロをおつかわしになって、その指先を水でぬらし、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの火炎の中で苦しみもだえています』。
16:25 アブラハムが言った、『子よ、思い出すがよい。あなたは生前よいものを受け、ラザロの方は悪いものを受けた。しかし今ここでは、彼は慰められ、あなたは苦しみもだえている。
16:26 そればかりか、わたしたちとあなたがたとの間には大きな淵がおいてあって、こちらからあなたがたの方へ渡ろうと思ってもできないし、そちらからわたしたちの方へ越えて来ることもできない』。
16:27 そこで金持が言った、『父よ、ではお願いします。わたしの父の家へラザロをつかわしてください。
16:28 わたしに五人の兄弟がいますので、こんな苦しい所へ来ることがないように、彼らに警告していただきたいのです』。
16:29 アブラハムは言った、『彼らにはモーセと預言者とがある。それに聞くがよかろう』。
16:30 金持が言った、『いえいえ、父アブラハムよ、もし死人の中からだれかが兄弟たちのところへ行ってくれましたら、彼らは悔い改めるでしょう』。
16:31 アブラハムは言った、『もし彼らがモーセと預言者とに耳を傾けないなら、死人の中からよみがえってくる者があっても、彼らはその勧めを聞き入れはしないであろう』」。

主は多くの天国のたとえを語られましたが、「死後」についてこれほどリアルに話されたことは他にありません。「ラザロと金持ち」のお話の筋書きは単純でわかりやすいものです。主はこのたとえを通して「神のみことばに従って御国に入るために備え、それにふさわしい生き方をしなさい」と言われています。
●このたとえで明らかにされた死後に関する真理
①この世で終わるのではなく、死後の世界がある。
②そこでは、報い(天国)とさばき(地獄)があり、その運命の変更は死後には出来ない。
③死後は、現在の神と人の前での生き方で決定される。
④神の国に入るためには聖書に聞き、従うこと。

1、天国に入ることのできない生き方
ユダヤ人は自分たちがアブラハムの子孫で選民であるので天国に行けると考えました。それに対して、バプテスマのヨハネが現れ、悔い改めてアブラハムの子としてふさわしい生き方をしなければ天国に入れないばかりか、木の根元に斧が置かれていると警告しました。 (ルカ3・7~9)
たとえの金持ちは
①快楽のために人生を費やしました。(19)
②目の前の助けを要する隣人に全く無関心でした。彼は悪い事をしたのではありません。それでも地獄に行きました。自己中心で快楽主義の生き方と愛と憐れみに対して無関心な生き方が神のさばきをもたらしたのです。

2、天国に入る生き方(死後の備え)
①へりくだり この世のラザロの人生は悲惨でしたが、へりくだり神に信頼しました。(マタイ5・3) 自分が罪人で、取るに足りない人間であることを認め、悔い改めて神に従う生き方をすることです。(ルカ18・9~14)
②主とみことばに従う生活
彼らにはモーセと預言者がある(31)つまり聖書がある。聖書を信じない人はどんな奇蹟が起っても信じません。救いの根拠はみことばです。私たちが生きた信仰者として、みことばに従い導かれる歩みを重ねていくことです。

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